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医薬品GDPと保健所

2026/05/21(2026/05/07)
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医薬品GDP
医薬品GDPと保健所

こんにちは。

今回は保健所について考えたいと思います。

医薬品GDPでは、「保管・輸送中の品質を維持すること」が重要ですが、その運用状況を確認・指導する行政機関のひとつが保健所です。

特に医薬品卸売販売業や物流センターでは、保健所による立入検査や許可更新時の確認が行われることがあります。

保健所が確認する主なポイント

① 温度管理

  • 倉庫内温度は適切か
  • 温度記録は残っているか
  • 温度逸脱時の対応手順があるか
  • 冷所品・遮光品の管理区分が明確か

GDPでは「記録を残す」が非常に重要です。
「温度計はあるが記録がない」は指摘対象になりやすいポイントです。

② 衛生管理

  • 倉庫内が清潔か
  • 防虫防鼠対策がされているか
  • 異物混入リスクがないか
  • 清掃記録があるか

特に夏場は虫の発生リスクが高くなるため、

  • シャッター開放時間
  • 排水溝周辺
  • 倉庫外周の雑草

なども確認されやすくなります。

③ 医薬品の区分管理

  • 一般品と不良品が分離されているか
  • 返品薬の隔離管理
  • 使用期限切れ品の誤出荷防止
  • 回収品の保管区分

「置き場所を決めているだけ」でなく、
表示・識別・記録まで求められます。

④ 文書・手順書管理

保健所は「実施しているか」だけでなく、
「文書化されているか」を確認します。

例えば:

  • SOP(標準作業手順書)
  • 教育訓練記録
  • 温度逸脱報告書
  • 清掃記録
  • 点検記録

などです。

GDPでは、

「やった」より
「やった証拠を残す」

ことが重要になります。

よくある指摘例

指摘例1

「温度ロガーの校正期限切れ」

→ 温度管理の信頼性が保証できない

指摘例2

「返品医薬品が通常在庫と混在」

→ 誤出荷リ

指摘例3

「防虫設備の点検記録不足」

→ 実施確認ができない

指摘例4

「教育記録に受講者サインなし」

→ 教育実施の証明不足

物流担当者が意識したいこと

「現場運用+記録」がセット

GDPでは、

  • 実際に管理している
  • 誰が見ても分かる
  • 後から確認できる

状態が求められます。

保健所対応で重要な姿勢

隠すより「報告・改善」

問題発生時に重要なのは、

  • 速やかな報告
  • 原因分析
  • 再発防止

です。

小さな不備を隠すより、
改善活動ができている方が評価されやすい傾向があります。

まとめ

医薬品GDPにおける保健所対応では、

  • 温度管理
  • 衛生管理
  • 区分管理
  • 文書管理
  • 教育訓練

が重要確認項目です。

そして最も大切なのは、

「品質を守る運用が継続できているか」

という視点です。

GDPは「書類のため」ではなく、
患者さんへ安全な医薬品を届けるための仕組みです。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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