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医薬品GDPの倉庫の春先の温度管理

2026/02/25(2026/02/20)
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医薬品GDP 温度管理
医薬品GDPの倉庫の春先の温度管理

こんにちは。

今回は倉庫の春先の温度管理について考えてみましょう。

医薬品のGDPにおいて、春先は最も油断しやすく、リスクが潜在化する時期と言えます。

真夏や真冬のような極端な外気温がないため、つい管理が甘くなりがちですが、実は特有の変動要因が潜んでいます。

 

春先特有の温度リスク

春は1日の間での寒暖差(日較差)が非常に大きく、空調システムの設定が追いつかないケースが発生します。

  • 昼夜の激しい寒暖差: 日中は20℃を超えても、夜間は一桁台まで冷え込むことがあります。

  • 「放射冷却」と「日射熱」: 倉庫の屋根や壁が直射日光で熱せられる一方、夜間は急速に冷やされるため、壁面付近の温度が設定範囲を逸脱しやすくなります。

  • 空調の切り替えミス: 暖房モードから冷房モードへの切り替えタイミングが遅れると、午後の室温上昇に対応できず、一時的な温度逸脱を引き起こします。

GDP遵守のための具体的な対策

GDPのガイドラインに基づき、この時期に実施すべき事は以下の通りです。

温度マッピングの再確認

  • 春季の挙動把握: 夏・冬のマッピングデータはあっても、中間期のデータが不足している場合があります。特に窓際やシャッター付近など、外気の影響を受けやすい場所の挙動を再度チェックしてください。

  • コールドポイント、ホットポイントの変化: 外気温の変化に伴い、倉庫内のコールドポイント、ホットポイントが冬場から移動している可能性があります。

空調設備のメンテナンスと設定

  • フィルター清掃: 本格的な冷房シーズンに入る前に、花粉や粉塵で詰まりやすいフィルターを清掃し、効率を確保します。

  • 空調の調整: 冷房と暖房が頻繁に切り替わってエネルギーロスや故障を招かないよう、適切な温度幅を設定します。

荷受・出荷エリア(ドックシェルター)の管理

  • 開放時間の厳守: 春の陽気に誘われてシャッターを開けっ放しにすると、予期せぬ外気の流入で庫内温度が急上昇します。

  • 一時保管の禁止: 発送待ちの荷物を温度管理区域外(ドック付近など)に放置しないよう、現場のオペレーションを徹底します。

春の温度管理チェックリスト

項目 内容
アラーム設定 逸脱検知のアラームが正常に作動し、担当者に通知されるか?
バックアップ 停電や空調故障時のバックアップ電源・代替保管場所は確保されているか?
教育訓練 スタッフに対し、春先の温度逸脱リスクに関する教育を実施したか?
校正 温度ロガーやセンサーの校正期限が切れていないか?

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

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医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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