なぜ人の出入り管理が必要なのか
医薬品倉庫には、次のようなリスクがあります。
- 異物混入
- 盗難
- 偽造医薬品の持ち込み
- 温度逸脱
- 作業ミス
- 情報漏えい
- 無断立ち入り
特に医薬品は、人の健康や命に関わるため、
「誰でも自由に入れる倉庫」はGDP上、大きな問題になります。

こんにちは。
今回は倉庫の人の出入りについて考えたいと思います。
医薬品倉庫では、温度管理や清掃だけでなく、「誰が・いつ・どこに出入りしたか」を適切に管理することが非常に重要です。
これは単なる防犯ではなく、医薬品の品質・安全性・偽造防止を守るためのGDP管理の一部です。
医薬品倉庫には、次のようなリスクがあります。
特に医薬品は、人の健康や命に関わるため、
「誰でも自由に入れる倉庫」はGDP上、大きな問題になります。
1. 関係者以外を入れない
倉庫内には、
など、必要な人のみ入室できるようにします。
例えば、
などは、必要最小限の範囲に制限します。
2. 入退室記録を残す
「いつ・誰が・何の目的で入ったか」を記録します。
例:
| 日時 | 氏名 | 所属 | 入室目的 |
|---|---|---|---|
| 5/15 10:00 | 山田 | 設備会社 | 空調点検 |
これにより、万一問題が起きた際に追跡調査(トレーサビリティ)が可能になります。
3. 温度管理区域への注意
冷所や定温庫では、扉の開閉によって温度変化が発生します。
そのため、
などの工夫が必要です。
特に夏場は、短時間でも庫内温度が大きく変動する場合があります。
入退室管理
などを利用。
来客時には、
を行います。
単独行動を禁止する倉庫もあります。
倉庫を、
などに分け、立入権限を制限します。
「少しだけだから」が危険
例えば、
こうした“小さな慣れ”が、重大事故につながることがあります。
医薬品GDPでは、
「適切なセキュリティを維持し、医薬品を盗難・不正流通・混入から保護する」
という考え方が重視されます。
つまり、人の出入り管理は、
すべてにつながる重要管理なのです。
医薬品倉庫における「人の出入り管理」は、単なる受付管理ではありません。
を適切に管理することで、医薬品の品質と安全を守っています。
GDPでは、「人の管理」も品質管理の一部として考えることが大切です。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
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