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医薬品GDPの人の出入り

2026/05/27(2026/05/15)
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医薬品GDP
医薬品GDPの人の出入り

こんにちは。

今回は倉庫の人の出入りについて考えたいと思います。

医薬品倉庫では、温度管理や清掃だけでなく、「誰が・いつ・どこに出入りしたか」を適切に管理することが非常に重要です。
これは単なる防犯ではなく、医薬品の品質・安全性・偽造防止を守るためのGDP管理の一部です。

なぜ人の出入り管理が必要なのか

医薬品倉庫には、次のようなリスクがあります。

  • 異物混入
  • 盗難
  • 偽造医薬品の持ち込み
  • 温度逸脱
  • 作業ミス
  • 情報漏えい
  • 無断立ち入り

特に医薬品は、人の健康や命に関わるため、
「誰でも自由に入れる倉庫」はGDP上、大きな問題になります。

GDPで重要となる考え方

1. 関係者以外を入れない

倉庫内には、

  • 倉庫作業員
  • 管理薬剤師
  • 品質担当者
  • 許可された業者

など、必要な人のみ入室できるようにします。

例えば、

  • ドライバー
  • 来客
  • 修理業者
  • 清掃業者

などは、必要最小限の範囲に制限します。

2. 入退室記録を残す

「いつ・誰が・何の目的で入ったか」を記録します。

例:

日時 氏名 所属 入室目的
5/15 10:00 山田 設備会社 空調点検

これにより、万一問題が起きた際に追跡調査(トレーサビリティ)が可能になります。

3. 温度管理区域への注意

冷所や定温庫では、扉の開閉によって温度変化が発生します。

そのため、

  • 不要な出入りを減らす
  • 開放時間を短くする
  • 同時作業をまとめる

などの工夫が必要です。

特に夏場は、短時間でも庫内温度が大きく変動する場合があります。

倉庫で実施される主な管理方法

入退室管理

  • ICカード
  • 鍵管理
  • 暗証番号
  • 指紋認証

などを利用。

来訪者管理

来客時には、

  • 訪問記録
  • 入館証
  • 同行者管理

を行います。

単独行動を禁止する倉庫もあります。

エリア区分

倉庫を、

  • 一般区域
  • 医薬品保管区域
  • 冷所
  • 返品隔離区域
  • 不適合品区域

などに分け、立入権限を制限します。

現場でよくある注意点

「少しだけだから」が危険

例えば、

  • ドライバーが勝手に倉庫へ入る
  • 業者が無断で奥まで入る
  • 扉を開放したまま作業する

こうした“小さな慣れ”が、重大事故につながることがあります。

GDP的に重要なポイント

医薬品GDPでは、

「適切なセキュリティを維持し、医薬品を盗難・不正流通・混入から保護する」

という考え方が重視されます。

つまり、人の出入り管理は、

  • 品質管理
  • 温度管理
  • 防犯
  • 偽造防止
  • 逸脱防止

すべてにつながる重要管理なのです。

まとめ

医薬品倉庫における「人の出入り管理」は、単なる受付管理ではありません。

  • 誰を入れるか
  • どこまで入れるか
  • 何を記録するか
  • どう監視するか

を適切に管理することで、医薬品の品質と安全を守っています。

GDPでは、「人の管理」も品質管理の一部として考えることが大切です。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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