メディカルロジスティクスサイト

トップページ > 物流コラム

医薬品GDPの倉庫における夏場の注意点

2026/07/21(2026/07/07)
0
医薬品GDP
医薬品GDPの倉庫における夏場の注意点

こんにちは。

今回は倉庫における夏場の注意点について考えてみましょう。

夏場は高温・多湿の影響により、医薬品の品質維持や倉庫環境の管理に特に注意が必要です。

医薬品GDPでは、保管条件を維持し、品質リスクを未然に防ぐことが重要となります。

 

倉庫内温度の監視強化

夏季は外気温の上昇により、倉庫内でも温度ムラ(ホットスポット)が発生しやすくなります。

  • 温度ロガーで24時間監視する
  • 空調の設定温度・稼働状況を毎日確認する
  • 搬入口・窓際・最上段ラックなど高温になりやすい場所を重点的に確認する

ポイント
設定温度を守るだけでなく、「実際に医薬品が保管されている場所の温度」を確認することがGDPでは重要です。

搬入口の開放時間を最小限に

シャッターや搬入口を長時間開放すると、熱気や湿気が流入し倉庫内温度が急上昇します。

  • 荷受・出荷作業を効率化する
  • シャッターは必要時のみ開放する
  • エアカーテンやビニールカーテンを活用する

空調設備の点検

空調設備の故障は重大な品質リスクになります。

  • フィルター清掃
  • 室外機周辺の清掃
  • 異音・異常表示の確認
  • 非常時の連絡体制の確認

温度逸脱時の対応

設定温度を超えた場合は、そのまま放置せずGDP手順に従って対応します。

  • 温度逸脱の記録
  • 原因調査
  • 品質影響評価
  • 再発防止策の実施

 

ポイント
「温度が上がった」だけで終わらせず、「医薬品への影響」を評価することが重要です。

害虫・そ族対策の強化

夏は昆虫やネズミの活動が活発になります。

  • 搬入口周辺の清掃
  • 捕虫器の点検
  • トラップの確認
  • 隙間・破損箇所の点検

特に夜間照明付近は飛翔昆虫が集まりやすいため、定期的な確認が必要です。

結露・湿気対策

冷房運転時は温度差による結露が発生する場合があります。

  • 天井や配管からの水滴確認
  • 湿度管理
  • パレットや包装材への結露確認

結露は包装の劣化やカビ発生の原因となるため注意が必要です。

作業者への教育

夏場特有のリスクを作業者全員が理解することが重要です。

  • シャッター開放時間の管理
  • 空調異常時の報告
  • 温度逸脱時の初動対応
  • 害虫発見時の報告手順

まとめ

夏場は、「高温」「湿気」「害虫」の3つが医薬品品質に大きな影響を与える季節です。医薬品GDPでは、温度・湿度の継続的な監視、設備の適切な維持管理、迅速な逸脱対応を徹底することで、品質リスクを最小限に抑えることが求められます。

 

  • 温度管理は「設定値」ではなく「実測値」で管理する
  • ホットスポットを定期的に確認する
  • 温度逸脱は必ず記録・原因調査・品質影響評価を実施する
  • 害虫・結露対策を夏季重点管理項目として運用する
  • 作業者全員がGDP手順を理解し、異常時に迅速に報告・対応できる体制を維持する

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

 

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。

▶︎ [お問い合わせはこちら]

メディカル担当

電話:0548-32-0770

e-mail:sales@marusoh-el.co.jp

お問い合わせ

医薬品・医療機器の物流に関することや資料請求はお気軽にお問い合わせください