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医薬品GDPのBCP対策

2026/04/14(2026/04/01)
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BCP医薬品GDP
医薬品GDPのBCP対策

こんにちは。

今回はBCP対策について考えてみましょう。

BCP(事業継続計画)対策は、「災害やトラブルが起きても、医薬品の品質と供給を止めない」ための重要な仕組みです。

BCPとは何か

BCPとは、地震・台風・停電・感染症などの緊急事態が発生した際に、

  • 医薬品の品質を維持しながら
  • 供給を継続・早期復旧するための計画

GDPでは「品質リスク管理」の一部として位置づけられます。

なぜ医薬品物流でBCPが重要か

一般貨物と違い、医薬品は以下の特性があります:

  • 温度逸脱で品質劣化(例:2~8℃品)
  • 供給停止が患者の生命に直結
  • 代替が効かない製品が多い

つまり「止められない物流」です。

想定すべきリスク

物流拠点では、以下のリスクを想定します:

① 自然災害

  • 地震・津波
  • 台風・洪水

② インフラ停止

  • 停電
  • 通信障害

③ 設備トラブル

  • 冷蔵庫・空調の故障
  • 温度モニタリング機器の不具合

④ 人的リスク

  • 感染症(パンデミック)
  • 人員不足

GDPに基づくBCP対策の具体例

① 代替手段の確保(冗長化)

  • 非常用発電機の設置(温度管理維持)
  • 代替倉庫の確保
  • 複数輸送ルートの設定

「一つ止まっても、別で動かす」

② 温度管理の継続

  • 温度ロガーのバックアップ
  • 手動記録への切替手順
  • 冷媒・保冷材の備蓄

GDPでは「温度逸脱=品質リスク」

③ 緊急時対応手順(SOP化)

  • 停電時の対応手順
  • 温度逸脱時の判断基準(出荷可否)
  • 関係部署への連絡フロー

 誰でも同じ対応ができるようにする

④ 情報共有体制

  • メーカー・卸・医療機関との連携
  • 緊急連絡網の整備
  • ITシステム障害時の代替手段

⑤ 教育・訓練

  • BCP訓練(年1回以上)
  • 災害シミュレーション
  • 温度逸脱対応のロールプレイ

「計画だけでなく、動けるか」が重要

現場でよくある課題

  • BCPはあるが現場が理解していない
  • 設備はあるが使い方がわからない
  • 想定が甘い(例:長時間停電)

 「机上の計画」になりがち

まとめ 実務で意識すべきポイント

  • 最優先は品質(特に温度)
  • 次に供給継続(止めない工夫)
  • そのための準備・訓練がBCP

何か起きた時に“どうするか迷わない状態”を作るのがBCP

作成 :薬剤師 菅沼一茂

 

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

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