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医薬品GDPの防虫防鼠対策について(倉庫向け実務編)

2025/08/22(2025/08/08)
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医薬品GDP防虫防鼠対策
医薬品GDPの防虫防鼠対策について(倉庫向け実務編)

こんにちは。

先月防虫防鼠対策としてコラムを投稿させていただきましたが

今回は倉庫向け実務編として投稿させていただきます。

防虫防鼠(そ)対策

  • 予防対策
  • 駆除対策 
  • 改修による対策

防虫防鼠対策「予防対策」

  • 害虫やネズミの発生源を特定する
  • 倉庫周辺の清掃・整備を徹底する
  • 倉庫の扉や窓などの隙間を塞ぐ
  • 害虫やネズミの好む餌や住処をなくす

防虫防鼠対策「駆除対策」 

  • 殺虫剤や忌避剤を使用する
  • ライトトラップによる防虫
  • 粘着シートやトラップを設置する
  • プロの駆除業者に依頼する

防虫防鼠対策「改修による対策」

  • 「給排気」の見直し
  •  建物構造や設備の見直し

責任者

  • 防虫防鼠管理責任者: 防虫防鼠対策の計画・実施・監督を行う。
  • 輸送担当者: トラック荷室の防虫防鼠対策の実施を担当。
  • 倉庫管理者: 倉庫内の防虫防鼠対策の実施を担当。
  • 従業員: 対策の遵守と日常的な点検を行う。

倉庫の日常清掃

床、棚、壁、機器の表面を掃除し、食物残渣やごみを取り除く。

 手順:

  1.清掃用具(ほうき、モップ、掃除機)を使用し、床のごみやほこりを取り除く。        

  2.棚や機器の表面を拭き取り、汚れを除去する。 

  3.清掃後は、用具を洗浄・消毒し、適切な場所に保管する。

倉庫の週次清掃

床の水拭き、エアフィルターの清掃、隅々の掃除。

 手順:

  1.床を水拭きし、乾燥させる。

  2.エアフィルターを取り外し、洗浄・乾燥させる。

  3.清掃が難しい場所や隅々を掃除し、汚れを取り除く。

防虫トラップの設置

設置場所

 倉庫の入口付近、窓の周り、通気口の近く、食品や廃棄物の保管場所の近くに設置。

 設置方法

 トラップを水平な面に置き、固定する。

 定期的に点検し、虫が捕獲されているか確認する。

 交換頻度

 毎月1回、またはトラップが満杯になった場合は即時交換する。

防鼠トラップの設置

設置場所

 倉庫の入口付近、壁沿い、食品や廃棄物の保管場所の近くに設置。 

設置方法

 トラップを壁沿いに設置し、固定する。

 定期的に点検し、捕獲されたネズミがないか確認する。

 交換頻度

 毎月1回、またはトラップが満杯になった場合は即時交換する。

ちり、ほこりの管理

頻度

 毎日

手順

 倉庫内のちり、ほこりを掃除機で除去する。

 空気清浄機を使用して、空気中のちり、ほこりを減少させる。

倉庫の点検

頻度

 毎週1回

手順

 昆虫やネズミの痕跡を点検し、発見した場合は記録する。

 点検結果を報告し、必要な対策を講じる。

殺虫剤・駆除剤の使用

使用頻度

 必要時

手順

 指定された量を使用し、使用後は適切に清掃する。

 使用記録を作成し、保管する。

記録と報告

清掃記録

  清掃作業の実施日、担当者、清掃内容を記録する。

トラップ点検記録

  トラップの点検日、結果、交換日を記録する。

点検記録

  倉庫の点検結果、発見された問題、対応策を記録する。

使用記録

  使用した殺虫剤・駆除剤の種類、量、使用日を記録する。

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。

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