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医薬品GDPの販売先から返却された医薬品

2026/01/14(2025/12/24)
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医薬品GDP
医薬品GDPの販売先から返却された医薬品

こんにちは。

今回は販売先から返却された医薬品について考えたいと思います。

医薬品GDPでは、販売先から返却された医薬品について、
その品質・安全性・完全性が確保されているかを厳格に評価し、
安易に再流通させないことが重要とされています。

基本的な考え方

販売先から返却された医薬品は、

  • 適切な保管・輸送条件が維持されていたか不明

  • 改ざんや取り違えのリスクがある

  • 品質劣化が起きている可能性がある

このため、
原則として「そのまま再販売してはならない」
という前提で取り扱います。

返却医薬品の受領時対応

返却された医薬品を受領する際は、以下を速やかに実施します。

  • 通常在庫と明確に区別して保管

  • 「返却品」「隔離品」と分かる表示

  • システム上での在庫区分管理

 

未評価のまま出荷・混在させないことが最重要です。

再出荷可否の判断(評価)

返却医薬品を再流通させる場合には、
責任者(管理薬剤師等)による評価と承認が必要です。

主な確認項目:

  • 出荷後の保管条件(温度・湿度)

  • 未開封であること

  • 包装・封印・ラベルの完全性

  • 使用期限内であること

  • リコール・品質情報との関係

これらが文書で確認・記録できない場合、
再販売は認められません。

再販売が認められないケース

次のような場合は、再流通不可となります。

  • 保管条件が不明、または逸脱の可能性がある

  • 一度でも開封された医薬品

  • 使用期限が近い、または過ぎている

  • ラベル・外箱の破損や汚損がある

  • 偽造・改ざんの疑いがある

原則として廃棄または製造販売業者への返送となります。

文書化と記録管理

返却医薬品の取扱いでは、以下の記録が求められます。

  • 返却理由

  • 返却日・数量・製品情報(ロット等)

  • 評価内容と判断結果

  • 再出荷/廃棄/返送の処置内容

  • 責任者の承認記録

これらはGDP文書管理の一部として適切に保管します。

 

物流現場での重要ポイント

物流担当者として特に重要なのは、

  • 返却品は即時隔離

  • 「判断は現場でしない」

  • 必ず責任者へ報告・引き渡す

  • 手順書どおりに処理する

という点です。

まとめ

販売先から返却された医薬品は、

  • 原則再販売不可

  • 再流通には厳格な評価と承認

  • 隔離・記録・責任者判断がGDPの基本

これらを徹底することが、
医薬品の品質と患者の安全を守ることにつながります。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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