なぜ「春先」が重要なのか?
冬の間、活動を休止していた昆虫やネズミが、気温の上昇とともに一気に活動を再開します。
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繁殖期の到来: 多くの害虫が産卵・孵化のサイクルに入り、放置すると夏場に爆発的な発生を招きます。
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外部からの侵入: 暖かくなることでシャッターや扉を開ける機会が増え、外気とともに侵入リスクが高まります。
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物流の変動: 年度末や新生活シーズンで荷動きが激しくなり、パレットや梱包資材に紛れて害虫が「持ち込まれる」リスクも上昇します。

こんにちは。
今回は春先の防虫防鼠について考えて行きましょう。
冬の間、活動を休止していた昆虫やネズミが、気温の上昇とともに一気に活動を再開します。
繁殖期の到来: 多くの害虫が産卵・孵化のサイクルに入り、放置すると夏場に爆発的な発生を招きます。
外部からの侵入: 暖かくなることでシャッターや扉を開ける機会が増え、外気とともに侵入リスクが高まります。
物流の変動: 年度末や新生活シーズンで荷動きが激しくなり、パレットや梱包資材に紛れて害虫が「持ち込まれる」リスクも上昇します。
GDPガイドラインにおいて、保管場所は清潔であり、虫やねずみ等の侵入がないことが厳格に求められます。これは単なるマナーではなく、医薬品の直接的汚染および包装の損壊を防ぐための必須条件です。
| 項目 | 内容 | GDP上のリスク |
| 防潮・気密性 | 隙間(1.5mm以上)の遮断 | 飛翔昆虫や幼虫の侵入 |
| モニタリング | トラップによる定期確認 | 発生状況の把握漏れ |
| 環境整備 | 建物周囲の除草・整理 | 害虫の「溜まり場」化 |
① 物理的防御(ハード面)の総点検
隙間風ならぬ「隙間虫」対策: ドア下のゴムパッキンの劣化、配管の貫通部の隙間をチェック。ネズミはわずか1cm、昆虫は数ミリの隙間から侵入します。
防虫ネットの清掃: 目詰まりしていると換気効率が落ち、別の場所(隙間)からの吸い込みが発生します。
② モニタリングの強化(ソフト面)
トラップの配置見直し: 昨年の発生データに基づき、侵入経路となりやすい場所(搬入口付近など)のトラップを重点的に確認します。
「初動」の記録: 1匹でも見つかった場合、「どこから来たか」を特定し、その軌跡を記録に残すことがGDP査察時のエビデンスになります。
③ 5S(整理・整頓・清掃・清潔・習慣)の徹底
段ボール放置の禁止: 段ボールは保温性が高く、害虫の格好の産卵場所です。不要な資材は即廃棄。
外部環境の整備: 建物周辺の枯れ草を放置していませんか?春の雑草は害虫の温床です。
「虫が出たら殺虫剤を撒く」のは対症療法に過ぎません。GDPの本質は未然防止です。 春先の段階で、「入れない」「増やさない」「住み着かせない」の3原則を現場に再徹底することが、年間を通じた品質保持の鍵となります。
ポイント: 査察官は「虫がゼロであること」だけでなく、「もし発生した場合に、どのような手順で原因究明し、改善策を講じたか」という管理プロセスを見ています。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
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