品質マニュアルの位置づけ
品質マニュアルは、GDP文書体系の中で次のように位置づけられます。
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最上位文書:品質マニュアル
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中位文書:手順書(SOP)
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下位文書:記録・様式
つまり、
「何を目指すか(品質方針)」を示すのが品質マニュアル、
「どうやって行うか」を示すのが手順書という関係になります。

こんにちは。
今回は医薬品GDPの品質マニュアルについて考えてみたいと思います。
医薬品GDPにおける品質マニュアルとは、
卸売販売業者等が行う医薬品の流通業務について、
品質を確保するための基本方針と仕組みを体系的にまとめた最上位文書です。
個々の手順書や記録類の「土台」となるものであり、
「この会社は、どのような考え方でGDPを運用しているのか」を
社内外に明確に示す役割を持ちます。
品質マニュアルは、GDP文書体系の中で次のように位置づけられます。
最上位文書:品質マニュアル
中位文書:手順書(SOP)
下位文書:記録・様式
つまり、
「何を目指すか(品質方針)」を示すのが品質マニュアル、
「どうやって行うか」を示すのが手順書という関係になります。
品質マニュアルには、少なくとも次のような事項を記載します。
① 品質方針
医薬品の品質・完全性を最優先とする姿勢
GDPを遵守することへの経営のコミットメント
患者・医療現場への責任
② 適用範囲
対象となる事業所
対象となる業務(保管、輸送、受領、出荷など)
対象となる製品区分
③ 組織体制と責任
管理薬剤師や責任者の役割
各部門・職員の責任分担
指揮命令系統の明確化
④ 品質システムの概要
文書管理の考え方
教育訓練の実施方針
逸脱・変更・苦情・回収対応の基本的枠組み
リスクマネジメントの考え方
GDPでは、品質は現場任せではなく、経営の責任であるとされています。
そのため品質マニュアルには、
経営陣が品質方針を承認していること
必要な人員・設備・教育に資源を投入する姿勢
が明確に示されていることが重要です。
これは、査察時にも必ず確認されるポイントです。
品質マニュアルは、作成して保管するだけの文書ではありません。
実際の業務と内容が一致しているか
組織変更や業務変更が反映されているか
GDP要求事項の改正に対応できているか
を定期的に見直し、継続的に改善していく文書です。
品質マニュアルはGDP運用の「憲法」のような存在
すべての手順書・業務は品質マニュアルに基づいている
経営から現場まで、全員が共通の考え方を持つための文書
定期的な見直しと更新が不可欠
作成 :薬剤師 菅沼一茂
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