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医薬品GDPの手順書作成について

2026/02/04(2026/01/22)
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医薬品GDP
医薬品GDPの手順書作成について

こんにちは。

今回は手順書作成について考えてみましょう。

医薬品GDPにおける「手順書」とは何か

医薬品GDPでいう手順書とは、
誰がやっても、同じ品質で業務ができるようにするための作業ルールです。

属人化を防ぎ、

  • ミスを減らす

  • 監査に耐えられる

  • 異常時に正しく対応できる

これが手順書の役割です。

GDPで手順書が求められる理由

GDPでは、

「適切に管理していることを記録と文書で説明できること」

が求められます。

つまり

  • 「ちゃんとやっています」
    では不十分で

  • 「こういう手順でやっています」
    と説明できる必要があります。

その中心になるのが手順書です。

手順書が必要となる主な業務

医薬品物流で、GDP上 手順書が必要となる代表例です。

倉庫・輸送関連

  • 入庫手順

  • 出庫(ピッキング・梱包)手順

  • 温度管理(冷蔵・定温)

  • 温度逸脱時の対応

  • 清掃・防虫防鼠

  • 停電・災害時対応

品質関連

  • 逸脱管理

  • 苦情・問い合わせ対応

  • 返却品の受入・判定

  • 教育訓練

  • 記録の作成・保管

「判断が入る業務」「ミスすると品質に影響する業務」は必ず文書化対象

手順書作成の基本構成(ひな形)

GDP手順書は、難しく考える必要はありません。
基本構成は以下で十分です。

① 目的

  • この手順書は何のためにあるのか
    例:
    「医薬品を適正な温度で保管・出庫するため」

② 適用範囲

  • どの業務・どの場所・どの人が対象か
    例:
    「本センターで医薬品を取り扱う全作業者」

③ 用語の定義(必要に応じて)

  • 冷蔵品、定温品、逸脱など

④ 役割と責任

  • 作業者

  • 管理者

  • 管理薬剤師

「誰が判断するのか」を明確に

⑤ 手順(一番重要)

  • 時系列で、箇条書き

  • 判断ポイントは明確に

  • 写真・図があればなお良い

⑥ 記録

  • どの記録を

  • どこに

  • どれくらい保管するか

良い手順書の書き方(GDP的ポイント)

① 現場の言葉で書く

❌「適切に確認する」
⭕「温度表示を目視確認し、〇℃~〇℃内であることを確認する」

② 「異常時」を必ず書く

GDP監査で必ず見られます。

  • 温度逸脱したら?

  • 記録を書き忘れたら?

  • 箱が破損していたら?

 通常手順+異常時対応はセット

③ 判断基準をあいまいにしない

❌「異常と判断した場合」
⭕「〇℃未満または〇℃超の場合」

初年度GDPでよくある手順書の特徴

初年度は「完璧」でなくて問題ありません。

よくある状態:

  • 手順書が最低限

  • 現場実態と少しズレている

  • 改訂前提で運用開始

GDPは「作って終わり」ではなく「回して改善」

2年目以降に求められるレベル

  • 実運用に合わせた改訂

  • 逸脱事例が手順に反映されている

  • 教育記録とリンクしている


「この手順書、現場で本当に使ってますか?」
これが監査の視点です。

まとめ

  • 手順書は「現場を守るためのルールブック」

  • GDPでは「やっている」だけでなく「書いて説明できる」ことが重要

  • 完璧より「実態に合っている」ことが大切

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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