メディカルロジスティクスサイト

トップページ > 物流コラム

医薬品GDPと梅雨

2026/06/09
0
医薬品GDP
医薬品GDPと梅雨

こんにちは。

色々な地域で梅雨入りしていると思います。

今回は梅雨について考えたいと思います。

梅雨は、医薬品の品質を維持するうえで特に注意が必要な季節です。高温多湿や降雨による影響は、保管・輸送の両面でリスクを高めます。

温湿度管理の強化

梅雨時は湿度が急激に上昇します。

  • 倉庫内の温湿度記録を定期的に確認する
  • 空調設備や除湿機の稼働状況を点検する
  • 温湿度ロガーの異常アラームを確認する
  • データレビューの頻度を増やす

特に吸湿性の高い製剤や包装資材は注意が必要です。

雨水の侵入防止

降雨による漏水や浸水は医薬品品質に重大な影響を及ぼします。

確認ポイント

  • 屋根や壁面からの雨漏り
  • シャッター下部からの浸水
  • 搬入口周辺の排水状況
  • 窓や換気口の閉鎖状況

雨漏り発見時は速やかに対象製品を隔離し、品質影響評価を実施します。

荷受け・出荷時の濡れ対策

トラックからの積み降ろし時は、製品が雨にさらされやすくなります。

対策例

  • 搬入口と車両をできるだけ密着させる
  • 防水シートを活用する
  • 荷受け後は外装箱の濡れを確認する
  • 長時間の屋外放置を避ける

外装が著しく濡れている場合は受入可否を判断する手順が必要です。

防虫・防カビ対策

高温多湿環境は害虫やカビの発生リスクを高めます。

  • 防虫トラップの確認頻度を上げる
  • 清掃を徹底する
  • 段ボールの長期保管を避ける
  • 結露が発生しやすい場所を点検する

GDPでは施設の清潔維持が重要な管理項目です。

輸送中の温度逸脱リスク

梅雨時は外気温の変動が大きく、車両内環境も不安定になります。

  • 保冷車や定温輸送設備の点検
  • ドア開閉時間の短縮
  • 温度ロガーによる監視
  • 渋滞や災害情報の事前確認

温度逸脱が発生した場合は、GDP手順に従い逸脱管理を実施します。

緊急時対応の確認

梅雨は大雨による災害リスクも高まります。

  • BCP(事業継続計画)の確認
  • 緊急連絡網の整備
  • 非常用電源の点検
  • 代替保管場所の確認

医薬品の安定供給を維持するため、平時からの準備が重要です。

まとめ

「梅雨のGDP管理は、温湿度・雨水・害虫の3つを重点管理することがポイントです。」

日常点検の頻度を少し高めるだけでも、品質リスクの早期発見につながります。梅雨入り前に設備点検と手順の再確認を実施し、医薬品の品質を確実に守りましょう。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。

▶︎ [お問い合わせはこちら]

メディカル担当

電話:0548-32-0770

e-mail:sales@marusoh-el.co.jp

お問い合わせ

医薬品・医療機器の物流に関することや資料請求はお気軽にお問い合わせください