医薬品GDPの夏場のそ族・昆虫管理
2026/07/14(2026/06/29)
医薬品GDP
こんにちは。
今回は夏場のそ族・昆虫管理について考えてみましょう。
夏場は気温・湿度の上昇により、ねずみ(そ族)や昆虫の活動が最も活発になる時期です。医薬品倉庫では、害虫・害獣の侵入は製品汚染だけでなく、包装資材の破損や異物混入、さらには医薬品の品質や信頼性に影響を及ぼす重大なリスクとなります。
医薬品GDPでは、「発生してから駆除する」のではなく、「侵入・発生を未然に防ぐ」ことが基本的な考え方です。
夏場に重点的に確認すべきポイント
① 出入口の管理
- シャッターや搬入口は開放時間を最小限にする
- ドックシェルターやエアカーテンを適切に使用する
- ドア下部や隙間の破損がないか確認する
② 倉庫内の清掃
- パレット下やラック裏のほこり・ごみを除去する
- 食品・飲料の持ち込みルールを徹底する
- 排水口や休憩室周辺を清潔に保つ
③ 建物外周の管理
- 雑草や不要物を放置しない
- 排水溝の詰まりや水たまりを解消する
- ゴミ置場は蓋付き容器を使用し、定期回収する
④ モニタリング
- 捕虫器・粘着トラップ・ベイト剤を定期点検する
- 捕獲数や発生場所を記録・分析する
- 発生傾向があれば原因を調査し、再発防止策を講じる
発見時の対応
そ族や昆虫を発見した場合は、その場で処理するだけでは不十分です。
- 発見日時・場所を記録する
- 医薬品への影響を確認する
- 必要に応じて対象製品を隔離する
- 侵入経路を調査する
- 清掃・補修・防虫防鼠対策を実施する
- 効果確認を行い、記録として保存する
ポイント
夏場は高温・多湿、搬入口の開放時間増加、雨による湿気が重なり、害虫・害獣が侵入しやすくなります。
そのため医薬品GDPでは、定期的な清掃・施設点検・トラップの確認・記録管理を継続的に実施し、そ族・昆虫の侵入を未然に防ぐことが重要です。これらの活動は、医薬品の品質を維持し、安全な流通を支える重要なGDP管理項目の一つです。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
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