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医薬品GDPの文書化

2025/10/02(2025/09/22)
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医薬品GDP
医薬品GDPの文書化

こんにちは。

今回は医薬品GDPの文書化について考えましょう。

 

文書化の目的

 

  • 業務の一貫性確保:誰が行っても同じ手順で実施できるようにする

  • トレーサビリティ確保:いつ、誰が、どのように行ったかを明確に記録

  • 監査・査察への対応:規制当局や顧客からの確認に耐えられる証拠を残す

  • リスク低減:曖昧な作業や口頭伝達によるミスを防止

 

文書化の対象

GDPに基づき、以下の項目は必ず文書化が必要です。

  • 手順書(SOP):受入、保管、出庫、輸送などの作業手順

  • 記録類:温度管理記録、清掃・点検記録、教育訓練記録

  • 契約書類:外部委託業務に関する合意書や品質契約

  • 組織・責任体制:責任者、管理薬剤師、担当者の役割分担

文書管理の基本ルール

 

  • 作成 → レビュー → 承認 → 配布 → 使用 → 保管 → 廃棄 の流れを明確に

  • 改訂履歴を残し、古い版を誤って使用しないように管理

  • 電子文書の活用も可能だが、真正性・完全性・保存性の確保が必須

 

現場での留意点

 

  • 手順書は「わかりやすさ」が最優先(現場で迷わず使える内容に)

  • 記録は「その場で、正しく、訂正ルールに従って」記入

  • 教育訓練を通じて「なぜ記録が必要か」を周知し、形骸化を防止

 

まとめ

医薬品GDPにおける文書化は、**「正しい業務を確実に行い、証拠を残す」**ことが目的です。
単なる形式ではなく、現場で役立つ実践的な文書にすることで、品質確保と法令遵守の両立が可能になります。

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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