受領の目的
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運送中の温度管理や破損の有無を確認し、医薬品の品質が維持されているか評価する。
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正しい製品が、正しい数量で、正規の取引先から届いていることを確認する。
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不備がある場合に、速やかに隔離・報告し、不適合品が流通しないようにする。

こんにちは。
今回は受領について考えたいと思います。
医薬品GDPにおける「受領」は、医薬品が適切な状態で供給されているかを確認し、
その品質と完全性を確保するための最初の重要プロセスです。
受領時の管理が不十分な場合、以降の保管・出荷工程すべてに影響を及ぼすため、
極めて重要な手順とされています。
運送中の温度管理や破損の有無を確認し、医薬品の品質が維持されているか評価する。
正しい製品が、正しい数量で、正規の取引先から届いていることを確認する。
不備がある場合に、速やかに隔離・報告し、不適合品が流通しないようにする。
(1) 外観・包装状態の確認
外箱の破損・汚れ・湿気・開封痕の有無
梱包の潰れ、漏れ、液体製剤のにじみ
テープの貼り直し等の 改ざん疑い がないか
(2) 温度管理状況の確認
冷蔵品・凍結品・室温品の温度逸脱の有無
同梱された温度ロガーのデータ確認
暑熱期・寒冷期は、外観・結露・凍結の兆候にも注意
(3) 製品情報の確認
製品名、規格、ロット番号、使用期限
伝票・納品書との照合
必要に応じてバーコード/2次元コードによる照合
(4) 取引の正当性確認
差出人が適格な仕入先であるか
不正なルートからの医薬品が混入していないか
輸送容器の封印シール(Seal)の破損有無
(1) 合格品としての受入処理
システムへの入庫処理
適切な保管エリアへ迅速に移動(温度帯ごとに分ける)
(2) 不適合品/疑義品の隔離
次のような場合は 即座に隔離し、責任者へ報告:
温度逸脱
破損・汚染
封印の破損、改ざんの疑い
ロット/使用期限不一致
注文していない医薬品の混入
隔離後、仕入先へ連絡し、処置(返品、再出荷、調査)を実施。
受領時には次の情報を記録し、トレーサビリティ確保が必要です。
日時
製品情報(ロット、期限、数量)
受領者
温度記録(冷蔵品・凍結品など)
外観異常の有無
不適合発生時の処置内容
記録はGDPガイドラインに従い、適切な期間保管する。
医薬品GDPでは、受領は単なる作業ではなく、
品質を守る「最初の関門」 と位置づけられます。
品質異常を“倉庫に入れない”
不正流通を“倉庫に入れない”
温度逸脱を“倉庫に入れない”
すべての品質確保は、この受領プロセスから始まります。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。
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