1. 目的
本手順書は、倉庫内における有害生物(昆虫、ネズミ、鳥類等)による医薬品への汚染および被害を防止し、製品の品質と安全性を確保することを目的とする。

こんにちは。
今回は防虫・防鼠管理標準作業手順書について考えてみましょう。
本手順書は、倉庫内における有害生物(昆虫、ネズミ、鳥類等)による医薬品への汚染および被害を防止し、製品の品質と安全性を確保することを目的とする。
本手順書は、当センターにおける全ての保管エリア、荷受・配送エリア、およびその周辺環境に適用する。
製造販売責任者(または倉庫責任者): 防虫管理計画の承認および管理状況の最終確認を行う。
管理担当者: 専門業者との連携、日常点検の実施、記録の保管、異常時の報告を行う。
専門業者: トラップの保守、同定(種別の特定)、トレンド分析報告書の作成を行う。
開口部の管理: 搬入口のシャッターは、作業時以外は常に閉鎖する。
隙間管理: 壁、床、配管貫通部に隙間を発見した場合は、速やかに補修を行う。
環境整備: 建物周囲に雑草を茂らせず、水溜りが発生しないよう排水溝を清掃する。
トラップ設置: 以下のトラップを平面図に基づき設置する。
ライトトラップ: 飛翔昆虫用(入口付近など)
防鼠トラップ: ネズミ用(毒餌は原則禁止とし、粘着板を使用する)
点検頻度: 日常点検:担当者が目視で異常がないか確認する。
定期点検:専門業者が月1回(または四半期に1回)回収・集計を行う。
清掃: 定期清掃計画に基づき、特にパレット下部や棚の裏側の除塵を行う。
廃棄物: ゴミ箱は蓋付きを使用し、当日のゴミは当日中に指定の集積場へ搬出する。
以下の場合は「異常」と見なし、品質部門へ報告のうえ原因究明と是正措置(CAPA)を行う。
管理基準値(例:特定のトラップで前回比2倍以上の捕獲など)を超えた場合。
製品付近で直接的な虫の死骸や糞が発見された場合。
ネズミの侵入痕跡が認められた場合。
以下の記録を作成し、規定の期間(例:5年間)保管する。
防虫・防鼠モニタリング記録(トレンド分析含む)
専門業者による作業報告書
清掃実施記録
「毒餌」の禁止: 倉庫内で殺鼠剤(毒餌)を使用すると、ネズミが製品の裏で死んで腐敗し、二次汚染の原因になるため、GDP環境下では粘着トラップが推奨されます。
配置図の作成: SOPの附帯資料として、トラップの番号を記した「トラップ配置図」を必ず作成してください。査察時に「どこを管理しているか」を即座に示せます。
トレンド分析: 年に一度、季節ごとの捕獲数の推移をグラフ化してください。「夏場に飛翔昆虫が増えるからシャッターの開放時間を短縮した」といった改善実績(PDCA)があると、査察官への強力なアピールになります。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
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