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医薬品倉庫のねずみ対策

2026/03/16(2026/03/03)
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医薬品GDP
医薬品倉庫のねずみ対策

こんにちは。

今回はねずみ対策について考えてみましょう。

医薬品倉庫において、ねずみの侵入は単なる不衛生の問題ではなく、

医薬品の品質確保における重大なリスクです。ねずみはパッケージをかじるだけでなく、

排泄物や体毛による汚染、さらには配線をかじることによる火災のリスクも引き起こします。

侵入させない(防鼠:ぼうそ)

「そもそも中に入れない」ことが最も重要です。

  • 隙間の徹底封鎖: ねずみは1.5cm程度の隙間があれば通り抜けます。シャッターの隙間、配管の導入部、壁の亀裂などを金網や防鼠パテで塞ぎます。

  • 「水」と「餌」を絶つ: 倉庫内に食べカスがないことはもちろん、結露や水漏れなど、ねずみの生存に必要な水源を排除します。

  • 周辺環境の整備: 建物外周の雑草を刈り、巣になりそうな資材置き場を整理します。

居座らせない(環境対策)

もし侵入されても、生息しにくい環境を作ります。

  • 整理・整頓の徹底: 荷物を壁から30〜50cm離して保管する「壁離し」を徹底します。これにより、ねずみの通り道を露出させ、目視点検を容易にします。

  • 段ボール管理: 未使用の段ボールはねずみの絶好の巣材になります。不要な段ボールは速やかに廃棄し、溜め込まないようにします。

早期発見・捕獲

医薬品倉庫では「薬剤(殺鼠剤)」の使用は原則NGです。死骸がどこかで腐敗したり、薬剤が医薬品に混入したりするリスクがあるためです。

  • 粘着トラップの配置: 出入口、角、配管沿いなど「ねずみが通りそうな場所」に設置します。

  • 定期的モニタリング: 専門業者による月1回以上の定期点検を行い、捕獲状況や痕跡を確認します。

  • 痕跡の確認: 糞、かじり跡、体毛、黒ずんだ汚れ(通路に付着する油汚れ)がないか、日常点検でも意識します。

まとめ:防除から「予察」へ

現代の医薬品倉庫では、ねずみが出てから駆除するのではなくモニタリングデータに基づいて発生を予測し、未然に防ぐというIPM(総合的有害生物管理)の考え方が標準となっています。

重要ポイント: 記録(報告書)を保管しておくことも、査察や監査への対応として不可欠なプロセスです。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

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