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医薬品GDPの5月の注意点

2026/05/08(2026/05/07)
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医薬品GDP
医薬品GDPの5月の注意点

こんにちは。

今回は前回に続き5月の注意点を考えてみたいと思います。

内容も多少重複しております。

5月は春から初夏への移行期リスクが増える時期です。
特にゴールデンウィーク前後は、温度変化・物流量増加・長期休業対応が重なり、品質リスクが高まりやすくなります。

日中の高温化による温度逸脱

5月でも倉庫内やトラック荷室は30℃近くまで上昇する場合があります。

特に注意が必要なのは、

  • シャッター付近
  • トラック待機場所
  • 西日が当たる壁際
  • 上段ラック
  • 仮置きエリア

です。

GDPでは、保管・輸送中の温度管理が重要要求事項となっており、温度モニタリングや温度マッピングの実施が求められます。

ゴールデンウィーク中の空調停止リスク

連休中は人が少なくなるため、

  • 空調停止
  • 設備異常の見逃し
  • 温度警報への対応遅れ

が発生しやすくなります。

特に無人時間が長くなる施設では、

  • 警報通知先
  • 緊急連絡体制
  • 当番対応
  • 温度確認頻度

を事前に明確にしておく必要があります。

物流量増加による誤出荷・滞留

5月は連休前の出荷集中が起こりやすく、

  • 荷待ち
  • 積み残し
  • 仮置き時間増加
  • 誤出荷
  • 先入先出の乱れ

などのヒューマンエラーが発生しやすくなります。

GDPでは「文書化された手順」と「教育訓練」が重要であり、繁忙期ほど基本作業の徹底が重要です。

虫・鳥・害虫活動の活発化

5月は気温上昇により、

  • 小バエ
  • 蜘蛛
  • ネズミ

などの活動が増え始めます。

そのため、

  • シャッター開放時間短縮
  • 防虫カーテン確認
  • 捕虫器点検
  • 倉庫周辺の植生管理
  • 排水溝清掃

などが重要になります。

結露リスク

朝晩の温度差がまだ大きいため、

  • 冷蔵品搬入時
  • 保冷容器開封時
  • 冷蔵庫出し入れ

で結露が発生しやすい時期です。

結露は、

  • 外箱劣化
  • ラベル剥離
  • GS1バーコード読み取り不良

につながる可能性があります。

5月のGDP管理でおすすめしたい確認事項

連休前チェック

  • 温度警報試験
  • 非常連絡網確認
  • 空調設備点検
  • 温度ロガー校正確認
  • 非常電源確認

連休後チェック

  • 温度逸脱有無確認
  • 温度記録レビュー
  • 虫の侵入痕跡確認
  • 在庫状態確認
  • 返品品隔離確認

まとめ

5月は「まだ春」という感覚になりやすい一方で、実際の物流現場では夏季リスクが始まる時期です。

GDPでは、

  • 温度管理
  • 輸送管理
  • 保管環境管理
  • 記録管理
  • 緊急時対応

を継続的に維持することが求められます。

特に5月は、
「連休」と「気温上昇」が重なるため、
“通常時と同じ感覚で運用しない”
ことが重要になります。

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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