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医薬品GDPの倉庫内清掃

2026/05/29(2026/05/15)
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医薬品輸送GDP
医薬品GDPの倉庫内清掃

こんにちは。

今回は倉庫内清掃について考えてみましょう?

医薬品倉庫における清掃は、単なる「整理整頓」ではありません。
医薬品GDPでは、清掃は医薬品の品質を守るための重要な管理活動として位置づけられています。

ほこり、虫、カビ、異物、汚れ――。
これらは医薬品に直接触れていなくても、保管環境を悪化させ、品質リスクにつながる可能性があります。

特に物流倉庫では、人・フォークリフト・段ボールの出入りが多いため、汚れは日々蓄積します。
「汚れてから掃除する」ではなく、汚れを持ち込ませない・蓄積させないという考え方が大切です。

 

倉庫内清掃で重要なポイント

① 床面清掃

床にはほこりや包装くずが溜まりやすく、害虫発生の原因になります。

注意点:

  • 段ボールくずの放置防止
  • パレット下の定期清掃
  • フォークリフト走行部の粉じん確認
  • 水拭き後の湿気残り防止

特にパレット裏やラック奥は“見えない汚れ”が蓄積しやすい場所です。

② ラック・保管棚の清掃

ラック上部には大量の粉じんが溜まります。

そのまま放置すると:

  • 商品への落下
  • 空調による飛散
  • 異物混入リスク

につながります。

高所清掃時は、

  • 落下防止
  • 商品養生
  • 清掃後確認

まで行うことが重要です。

③ 空調・換気設備周辺

医薬品GDPでは温度管理が重要ですが、空調設備の汚れは性能低下を招きます。

例えば:

  • フィルター目詰まり
  • 吹出口のほこり
  • ドレン周辺のカビ

などは温度異常や臭気の原因になります。

「温度は正常なのに空調効率が悪い」というケースでは、清掃不足が隠れていることもあります。

④ 清掃用具の管理

意外と見落とされるのが清掃用具そのものです。

汚れたモップやほうきは、

  • 菌の拡散
  • 異物持ち込み
  • 臭気発生

につながります。

そのため:

  • 用具の区分管理
  • 使用後乾燥
  • 定期交換

もGDP上重要です。

「清掃記録」が重要

GDPでは「実施した」だけでは不十分です。
“いつ・誰が・どこを・どう清掃したか”を記録として残す必要があります。

代表例:

  • 日常清掃チェック表
  • 定期清掃記録
  • 清掃不備是正記録
  • 害虫発見時対応記録

監査では、
「清掃しているか」だけでなく、
「継続管理されているか」が確認されます。

清掃でよくあるGDP上の問題

  • 清掃頻度が担当者任せ
  • 清掃区域が曖昧
  • “見える場所だけ”清掃
  • 清掃後点検がない
  • 清掃記録未記入
  • 清掃用具が汚れている

これらは監査指摘につながりやすいポイントです。

まとめ

医薬品倉庫の清掃は、
「きれいに見せるため」ではなく、

“医薬品品質を守るための環境管理”

です。

清掃が行き届いた倉庫は、

  • 温湿度異常が少ない
  • 害虫リスクが低い
  • 異物混入が減る
  • 作業ミスも減る

という特徴があります。

つまり清掃は、GDPの基本であり、品質文化そのものと言えます。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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