災害発生時の基本原則
災害時に最も重要なのは、「人命の安全確保」と「医薬品品質の保全」です。
倉庫担当者はまず自身の安全を確保し、その後、倉庫設備や保管医薬品への影響を確認します。特に温度管理が必要な医薬品については、停電や空調停止による品質への影響を迅速に評価する必要があります。

こんにちは。
今回は災害時の倉庫管理について考えてみましょう。
地震、台風、豪雨、停電などの災害は、医薬品の品質や供給体制に大きな影響を与える可能性があります。
医薬品GDPでは、災害発生時においても医薬品の品質を維持し、安全かつ安定した供給を継続するための管理体制が求められています。
災害時に最も重要なのは、「人命の安全確保」と「医薬品品質の保全」です。
倉庫担当者はまず自身の安全を確保し、その後、倉庫設備や保管医薬品への影響を確認します。特に温度管理が必要な医薬品については、停電や空調停止による品質への影響を迅速に評価する必要があります。
① 建物・設備の被害確認
設備異常がある場合は、医薬品の出荷を停止し、安全確認を優先します。
② 医薬品の状態確認
異常が認められた製品は、良品と区別して隔離保管し、勝手に出荷しないことが重要です。
③ 温度管理状況の確認
停電発生時には温度ロガーの記録を確認し、
を把握します。
その後、製造販売業者や品質保証部門へ報告し、出荷可否の判断を受けます。
GDPでは「実施したことを記録として残す」ことが重要です。
災害発生時には、
を記録し、保管します。
後日、行政調査や顧客からの問い合わせがあった際の重要な証拠となります。
災害対応は発生後ではなく、発生前の準備が重要です。
を実施し、誰でも対応できる体制を整えておくことが求められます。
医薬品GDPにおける災害時の倉庫管理では、「品質を守る」「記録を残す」「供給を継続する」の3つが重要な柱となります。
災害発生時は慌ただしくなりますが、あらかじめ定められた手順に従い、設備・温度・医薬品の状態を確認し、必要な記録を残すことで、医薬品の品質と患者さんへの安定供給を守ることができます。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
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