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医薬品GDPの供給

2025/11/25(2025/11/14)
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医薬品GDP
医薬品GDPの供給

こんにちは。

今回は供給と言うものについて考えてみましょう。

医薬品GDPにおける「供給(Supply)」の考え方

― 安全で安定した医薬品供給を実現するために ―

医薬品GDPは、医薬品が適切な品質のまま医療機関・薬局・患者に届くことを目的とした流通の基準です。
この中で供給は、必要な医薬品を、適切な相手に、適切な条件で確実に届けるための重要なプロセスを示します。

供給の定義

GDPにおける「供給」は、
販売・出荷の判断から、配送・納品、受領確認に至る一連の流れを意味します。
単に医薬品を渡す行為ではなく、
トレーサビリティ、適正な取引先管理、保管・輸送品質の維持など、多面的な管理が求められます。

供給における基本的な要件

(1) 適切な取引先への供給

  • 取引先が許可・資格を保有していることを確認

  • 「販売先の適格性評価」が済んでいること

  • 不正流通(転売・盗難等)を防止するため、正規ルートでのみ供給

(2) 供給数量の妥当性

  • 過剰供給や、通常と異なる注文に注意(盗難・流用のリスク)

  • 出荷判断時に、必要に応じて数量の妥当性チェックを実施

(3) 在庫管理との連携

  • 医薬品は有効期限や温度条件があるため、
    FEFOを徹底

  • 欠品を防ぐため、需要予測や安全在庫の管理も重要

出荷・納品時の管理ポイント

(1) 出荷前確認

  • 品目・ロット・数量・有効期限の照合

  • 傷・汚れ・異常の有無

  • 医薬品によっては温度条件が出荷前から必要(冷蔵等)

(2) 輸送中の品質確保

  • 輸送業者の適格性評価

  • 適切な梱包(緩衝材・保冷材・緩衝スペーサー等)

  • 温度ロガーの活用による温度逸脱の監視

(3) 納品時の確認

  • 相手方が受領したことを記録として残す

  • 温度逸脱や商品の破損がないかを双方が確認

  • 必要に応じて受領証・納品書の保管

供給におけるリスク管理(Risk-based Supply)

医薬品供給はリスクベースの考え方で進められます。

  • 盗難高リスク医薬品:麻薬、向精神薬、血液製剤など厳重管理

  • 温度管理が厳格な品目:輸送中の温度逸脱防止

  • 災害時・緊急時のBCP

    • 代替配送ルート

    • 連絡体制

    • 在庫確保

文書化(Documentation)の重要性

供給プロセスはGDP要求により、文書化が義務付けられています。

  • 出荷手順書

  • 供給記録(ロット、数量、日時、納品先)

  • 温度記録

  • 輸送トラブルの記録・調査・再発防止

文書化は、トレーサビリティ確保と監査対応に不可欠です。

まとめ

医薬品GDPにおける供給とは、
単なる「出荷・配送」ではなく、
適格な取引先に、医薬品の品質を保ちながら、安全かつ正確に届けるための一連の管理活動です。

物流担当者は、

  • 適正な取引先管理

  • 在庫・出荷の正確性

  • 輸送中の品質維持

  • 適切な記録保存
    を通じて、医薬品の安全な供給を支えます。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

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医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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