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医薬品GDPの初年度監査

2026/01/20(2026/01/16)
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医薬品GDP
医薬品GDPの初年度監査

こんにちは。

今回は医薬品GDPの初年度監査対応について考えたいと思います。

初年度の監査は「完璧さ」より「考え方」が見られる

医薬品GDPを導入した初年度の監査では、
「すべてが理想的に運用できているか」よりも、

  • GDPの考え方を理解しているか

  • リスクを認識し、管理しようとしているか

  • 問題点を把握し、改善しようとしているか

といった姿勢や仕組みづくりが重視されます。

初年度から100点満点を求められるわけではありません。

監査でよく見られるポイント(初年度)

初年度のGDP監査では、特に次の点が確認されます。

  • GDPに基づく品質システムが構築されているか

  • 手順書(SOP)が整備され、現場に周知されているか

  • 実際の作業が手順書に沿って行われているか

  • 温度管理・記録・是正対応ができているか

  • 教育訓練が実施され、記録が残っているか

重要なのは「書類があるか」だけでなく、
実際の業務と一致しているかです。

初年度に指摘されやすい内容

初年度の監査では、以下のような指摘が出やすい傾向があります。

  • 手順書はあるが、現場の理解が不十分

  • 記録の書き方が統一されていない

  • 温度逸脱時の対応が明確でない

  • 教育訓練の記録が不足している

  • 変更時の記録(変更管理)が曖昧

これらは初年度では想定内の指摘であり、
重大な不適合とは限らないケースが多くあります。

監査時の基本的な対応姿勢

初年度の監査対応で最も大切なのは、
隠さない・ごまかさないという姿勢です。

  • 分からないことは「確認します」と正直に伝える

  • 未整備な点は「現在対応中」「今後改善予定」と説明する

  • 指摘事項は前向きに受け止める

監査は「責める場」ではなく、
品質を一緒に高めるための確認の場です。

指摘事項への対応(初年度の考え方)

指摘を受けた場合は、

  1. 何が問題だったのかを整理する

  2. 原因を明確にする

  3. 是正措置・再発防止策を検討する

  4. 記録として残す

という流れで対応します。

初年度は「是正対応の経験を積むこと」自体が重要で、
改善のサイクル(PDCA)を回せているかが評価されます。

初年度監査を次年度につなげる

初年度の監査結果は、
次年度以降のGDP運用を安定させるための重要な材料です。

  • 指摘事項を手順書改訂に反映する

  • 教育内容を見直す

  • 現場運用を標準化する

こうした積み重ねにより、
GDPは「特別な対応」から「日常業務」へと定着していきます。

まとめ(現場向け一言)

初年度のGDP監査は、
できていないことを見つける場ではなく、
これから良くしていくためのスタート地点です。

完璧を目指すより、
正しく理解し、継続的に改善することが大切です。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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