2年目以降のGDPの基本姿勢
2年目以降のGDP運用で最も重要なのは、
決めた事を続けることです。
特別なことを新たに増やすのではなく、
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決めた手順が現場で守られているか
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記録が形式的になっていないか
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問題が起きたときに、放置されていないか
といった、日常業務の質が重視されます。

こんにちは。
今回は医薬品GDPの2年目以降について考えたいと思います。
医薬品GDPは、導入しただけで終わるものではありません。
2年目以降は、「決めたルールを守っているか」「そのルールが今も適切か」を、継続的に確認・改善していく段階に入ります。
初年度は、
「手順書を整備する」
「教育を実施する」
「記録を残す」
といった作ることが中心でした。
一方、2年目以降は、
正しく機能しているかが問われます。
2年目以降のGDP運用で最も重要なのは、
決めた事を続けることです。
特別なことを新たに増やすのではなく、
決めた手順が現場で守られているか
記録が形式的になっていないか
問題が起きたときに、放置されていないか
といった、日常業務の質が重視されます。
2年目以降の監査や自己点検では、
「手順書があるか」よりも、次の点が見られます。
温度管理は決めた範囲で維持されているか
逸脱時の対応は手順書どおり実施されているか
記録はその都度、正しく記載されているか
“分かっている”ではなく、“実際にやっている”かが重要です。
2年目以降は、
記録の存在そのものではなく、記録の妥当性が確認されます。
同じ内容の記録が毎回コピーペーストされていないか
異常が起きているのに、全て「問題なし」になっていないか
誰が見ても状況が分かる記録になっているか
?記録は「監査用」ではなく、業務管理のための証拠です。
2年目以降は、
「問題が起きないこと」よりも、「問題への対応の仕方」が評価されます。
温度逸脱や手順違反が起きた際に、原因分析をしているか
同じトラブルが繰り返されていないか
手順書の見直しにつなげているか
是正・予防の考え方が根付いているかがポイントです。
2年目以降の教育は、
「新規教育」から「理解の定着と更新」へ移ります。
異動者・新入者への教育は確実に行われているか
ベテラン職員も定期的に再教育を受けているか
教育記録が形だけになっていないか
「前にも聞いた内容」でも、繰り返し確認することがGDPでは重要です。
2年目以降の現場で、よくある指摘には次のようなものがあります。
手順書と実際の運用が少しずつズレている
忙しい時だけ、記録が簡略化されている
異常が「報告されない文化」になっている
教育が初年度以降、形骸化している
これらは、GDPが“慣れ”に負け始めたサインとも言えます。
医薬品GDPの2年目以降とは、
ルールを「守り続ける」段階
記録を「活かす」段階
問題を「改善につなげる」段階
です。
完璧を目指すことよりも、
「気づき、直し、続ける」ことが、
2年目以降のGDP運用の本質と言えます。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
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