メディカルロジスティクスサイト

トップページ > 物流コラム

令和8年度 医薬品GDPの動向

2026/03/19(2026/03/12)
0
医薬品GDP
令和8年度 医薬品GDPの動向

こんにちは。

今回は令和8年度の医薬品GDPに関連する動きを考えて行きましょう。

令和8年度(2026年度)における医薬品GDPに関連する動きは、単なるガイドラインの遵守にとどまらず、

改正薬機法の施行や薬価制度改革と連動した、より実効性の高い品質・安定供給管理へと移っています。

改正薬機法の施行(令和8年5月1日)

令和7年(2025年)に成立した改正薬機法の一部が、令和8年5月1日から施行されます。これにより、以下の点が強化されます。

  • 供給確保の義務化: 医薬品の安定供給を確保するための指針が法定化され、メーカーや卸売業者に対して、在庫状況の把握や偏在防止といったGDPの根幹に関わる業務がより厳格に求められます。

  • トレーサビリティの向上: バーコード表示(変動情報を含む)の活用による、偽造品混入防止と流通経路の透明化がさらに推進されます。

令和8年度 薬価改定と流通改善

令和8年4月の薬価改定に伴い、厚生労働省の「流通改善ガイドライン」も更新されています。

  • 返品の厳格化: GDPの観点(品質確保・偽造品防止)および経営効率化の観点から、不適切な返品を慎むよう改めて通知されています。

  • 安定供給へのインセンティブ: 安定供給に寄与する企業(GDPを遵守し、適切な在庫管理・配送体制を持つ企業)が薬価制度上で評価される仕組みが拡充されています。

GDPガイドラインの定着と査察

平成30年のガイドライン発出から時間が経過し、令和8年度は「努力目標」から「当然備えるべきインフラ」としての評価が強まっています。

  • PIC/S GDPへの準拠: 国際的な基準であるPIC/S(医薬品査察協定及び医薬品査察協同スキーム)との整合性を保つため、特に温度管理(マッピング)や委託先の管理に対する行政の監視・指導が継続的に行われます。

  • 一社流通への対応: 特定の卸売業者にのみ流通を委託する「一社流通」を行うメーカーに対し、安定供給の理由説明とGDPに基づく適切な配送体制の維持が強く求められています。

まとめ:現場で意識すべきこと

令和8年度は、従来の品質を守るためのGDPに加え、供給を止めないためのGDPという側面が非常に重要になります。

 <項目>             <令和8年度のポイント>
施行時期          薬価改定(4月1日)、改正薬機法施行(5月1日)
キーワード       安定供給、トレーサビリティ、返品防止、供給確保医薬品
実務上の影響    在庫管理のデジタル化、配送委託先の再評価、BCP(事業継続計画)の更新

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

 

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。

▶︎ [お問い合わせはこちら]

メディカル担当

電話:0548-32-0770

e-mail:sales@marusoh-el.co.jp

お問い合わせ

医薬品・医療機器の物流に関することや資料請求はお気軽にお問い合わせください