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医薬品GDPの倉庫の衛生管理

2026/04/20(2026/04/10)
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医薬品GDP防虫防鼠対策
医薬品GDPの倉庫の衛生管理

こんにちは。

今回は倉庫の衛生管理について考えてみましょう。

医薬品GDPにおける倉庫の衛生管理は、「医薬品の品質を守り、異物混入や汚染を防ぐこと」が目的です。日本のGDPガイドラインでも、第2章「職員(衛生)」と第3章「施設及び機器」、第5章「保管」で衛生管理の重要性が示されています。

なぜ衛生管理が重要か

医薬品は、人の体内に入るものです。
そのため、倉庫内の衛生状態が悪いと、次のようなリスクがあります。

  • ほこり・異物の付着
  • 虫やねずみによる汚染
  • カビ・結露による品質劣化
  • 臭気移り
  • 包装破損や汚染拡大

GDPでは「保管中も出荷時と同じ品質を維持すること」が基本です。

倉庫で行うべき衛生管理の基本

① 清掃ルールの整備

倉庫内は常に清潔を保つ必要があります。

主な実施内容

  • 床面清掃(毎日)
  • 棚・ラック・隙間の除塵
  • 搬入口・シャッター周辺清掃
  • 排水溝の確認
  • ゴミの即時回収

ポイント

  • 「いつ・誰が・どこを」清掃するか明確化
  • 清掃記録を残す

 

② 防虫・防鼠対策

医薬品倉庫では害虫・害獣対策は必須です。

主な対策

  • 出入口の隙間封鎖
  • エアカーテン設置
  • 防虫ライト設置
  • 粘着トラップ配置
  • 定期モニタリング
  • 外周の草刈り・植栽管理

注意点

  • 殺虫剤散布は医薬品への影響を考慮
  • 捕獲・発見時は原因分析まで実施


③ 職員の衛生管理

作業者由来の汚染も防ぐ必要があります。

実施事項

  • 手洗い・手指消毒
  • 作業着・安全靴の清潔保持
  • 私物持込制限
  • 食品持込禁止
  • 体調不良者の作業制限

教育

  • 年1回以上の衛生教育
  • 新人教育の実施

GDPでは、職員が自分の作業が品質に与える影響を理解することが重要です。

 

④ 温湿度・結露管理

衛生管理は温度管理とも関係します。

管理内容

  • 設定温湿度の維持
  • 温度ロガー監視
  • 結露発生箇所点検
  • 換気確認

リスク

  • カビ発生
  • 段ボール劣化
  • ラベル剥がれ

 

⑤ 廃棄物・不良品管理

不要物の放置は汚染源になります。

管理ポイント

  • 廃棄物は即日搬出
  • 破損品は隔離保管
  • 返品品と良品の区分保管
  • 清掃用具の保管場所分離

GDP監査で見られやすいポイント

  • 清掃記録があるか
  • 防虫防鼠記録があるか
  • 異常時の対応手順があるか
  • 汚染防止ルールが現場で守られているか
  • 倉庫外周も管理されているか

 

現場向けに大事な考え方

「汚れてから掃除する」のではなく、「汚さない仕組みを作る」ことがGDPの基本です。

医薬品倉庫の衛生管理は、
「清掃」「防虫防鼠」「人」「環境」「記録」
この5つを継続して回すことが重要です。

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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