苦情とは
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医薬品の輸送・保管・流通過程で生じた不具合について、顧客や関係者から寄せられる申し立て。
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例:
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配送中の温度逸脱
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製品の破損・汚損
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ラベルの判読不良
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納品遅延による影響
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*苦情は製品の品質確保に直結する重要な情報源であり、GDPの枠組みで必ず適切に管理する必要があります。
こんにちは。
今回は医薬品GDPの苦情及び品質情報について考えて行きましょう。
医薬品の輸送・保管・流通過程で生じた不具合について、顧客や関係者から寄せられる申し立て。
例:
配送中の温度逸脱
製品の破損・汚損
ラベルの判読不良
納品遅延による影響
*苦情は製品の品質確保に直結する重要な情報源であり、GDPの枠組みで必ず適切に管理する必要があります。
苦情だけでなく、流通過程で入手される製品品質に関するあらゆる情報を含む。
例:
温度ロガーによる異常記録
倉庫内での虫害や漏水の報告
ドライバーからの現場指摘
顧客アンケートや問い合わせ内容
*苦情=外部からの声、品質情報=内部・外部を含む広い範囲の情報、と整理すると理解しやすい。
苦情・品質情報は記録し、調査し、必要に応じて是正措置(CAPA)につなげることが求められる。
苦情処理の流れ:
受付(記録・日付・担当者明確化)
分類(品質関連か、物流サービス関連か)
調査(原因分析)
回答・報告(関係者・顧客へフィードバック)
再発防止策の実施(教育・設備改善など)
*迅速・正確・透明性のある対応が信頼性確保の鍵。
窓口を一本化し、情報の散逸を防ぐ。
誰が見てもわかる記録(日時・内容・対応状況)を残す。
再発防止に直結するフィードバックを行う。
物流現場では「小さな異常も品質情報」として拾い上げる姿勢が重要。
苦情は「外部からの声」、品質情報は「全体の気づき」。
双方を的確に収集・管理することがGDP遵守の要。
情報の透明性と継続的改善が、品質保証体制の信頼を支える。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
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