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医薬品GDPの校正

2025/11/27(2025/11/17)
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医薬品GDP
医薬品GDPの校正

こんにちは。

今回は医薬品GDPの校正について考えたいと思います。

 

 

校正とは

医薬品GDPにおける「校正」とは、
温度計・温湿度ロガー・重量計・圧力計などの計測機器が、規定の基準に対して正確に測定できているかを確認し、必要に応じて調整することを指します。

計測機器は時間とともに誤差が生じるため、
正しく測定できる状態に保つことがGDPで求められる「医薬品の完全性」を守る基礎となります。

校正が必要となる主な理由

1. 温度管理の信頼性を保証するため

倉庫・輸送車両の温度計やロガーが正しくないと、
医薬品の品質に直接影響する恐れがあります。

2. 逸脱発生時の調査で必要

例えば「温度逸脱」が発生した際、
計測機器が校正済みかどうかは、原因調査の重要な判断材料となります。

3. 行政査察や顧客監査への対応

監査ではほぼ必ず
「使用している計測機器の校正証明書はありますか?」
と確認されます。

GDPが求める校正の基本ポイント

定期的な校正の実施

通常は「1年に1回」とする企業が多いですが、
使用頻度・環境・リスクに応じて期間を定めます。

  • 高温環境や振動が多い測定器 → 校正頻度を短縮

  • 倉庫で固定使用する温度計 → 1年周期で十分なことが多い

国家標準につながるトレーサビリティ

校正は
国家計量標準につながる校正証明書
が発行できる機関で実施することが推奨されます。

校正結果に問題があった場合の対応

校正で規格外が判明した場合は

  • 使用開始時点にさかのぼって品質への影響評価

  • 必要な場合、影響範囲の医薬品の調査

  • 再校正または交換

が必要になります。

校正台帳・記録のポイント

GDPでは、以下の情報を記録しておくことが重要です。

  • 計測機器の管理番号

  • 機種・製造番号

  • 設置(使用)場所

  • 校正実施日・有効期限

  • 校正結果(合格/不合格)

  • 校正証明書の保管(PDFまたは原本)

  • 担当者名

  • 次回校正予定日

校正計画(年間スケジュール)を作成し、抜け漏れを防ぐことも求められます。

校正済み機器の管理方法

● 校正ステッカー貼付

  • 校正日

  • 有効期限

  • 管理番号
    を機器本体に貼付することで、現場での確認が容易になります。

● 校正の有効期限切れの防止

  • システムによるアラート

  • 台帳の月次点検

  • 校正月を機器管理表で色分け

などで管理すると効果的です。

温度ロガーの場合の注意点

温度ロガーは特にGDPで使用頻度が高いため、次の点が重要です。

  • 使用前に「ゼロ点確認」や簡易チェック(氷水点法など)を行う

  • 校正証明書は必ず期限内のものを使用する

  • ロガーの電池切れによるデータ欠損に注意

  • 校正前後のデータ確認を行う(ドリフトの把握)

まとめ

医薬品GDPにおける「校正」は、
温度管理の信頼性を保証し、医薬品の完全性を守るための必須要件です。

  • 定期的な校正

  • 国家基準へのトレーサビリティ

  • 校正記録の適切な管理

  • 校正不良時の適切な評価

これらを徹底することで、物流業務における品質保証が確固たるものとなります。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

 

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