校正とは
医薬品GDPにおける「校正」とは、
温度計・温湿度ロガー・重量計・圧力計などの計測機器が、規定の基準に対して正確に測定できているかを確認し、必要に応じて調整することを指します。
計測機器は時間とともに誤差が生じるため、
正しく測定できる状態に保つことがGDPで求められる「医薬品の完全性」を守る基礎となります。

こんにちは。
今回は医薬品GDPの校正について考えたいと思います。
医薬品GDPにおける「校正」とは、
温度計・温湿度ロガー・重量計・圧力計などの計測機器が、規定の基準に対して正確に測定できているかを確認し、必要に応じて調整することを指します。
計測機器は時間とともに誤差が生じるため、
正しく測定できる状態に保つことがGDPで求められる「医薬品の完全性」を守る基礎となります。
1. 温度管理の信頼性を保証するため
倉庫・輸送車両の温度計やロガーが正しくないと、
医薬品の品質に直接影響する恐れがあります。
2. 逸脱発生時の調査で必要
例えば「温度逸脱」が発生した際、
計測機器が校正済みかどうかは、原因調査の重要な判断材料となります。
3. 行政査察や顧客監査への対応
監査ではほぼ必ず
「使用している計測機器の校正証明書はありますか?」
と確認されます。
通常は「1年に1回」とする企業が多いですが、
使用頻度・環境・リスクに応じて期間を定めます。
高温環境や振動が多い測定器 → 校正頻度を短縮
倉庫で固定使用する温度計 → 1年周期で十分なことが多い
校正は
国家計量標準につながる校正証明書
が発行できる機関で実施することが推奨されます。
校正で規格外が判明した場合は
使用開始時点にさかのぼって品質への影響評価
必要な場合、影響範囲の医薬品の調査
再校正または交換
が必要になります。
GDPでは、以下の情報を記録しておくことが重要です。
計測機器の管理番号
機種・製造番号
設置(使用)場所
校正実施日・有効期限
校正結果(合格/不合格)
校正証明書の保管(PDFまたは原本)
担当者名
次回校正予定日
校正計画(年間スケジュール)を作成し、抜け漏れを防ぐことも求められます。
校正日
有効期限
管理番号
を機器本体に貼付することで、現場での確認が容易になります。
システムによるアラート
台帳の月次点検
校正月を機器管理表で色分け
などで管理すると効果的です。
温度ロガーは特にGDPで使用頻度が高いため、次の点が重要です。
使用前に「ゼロ点確認」や簡易チェック(氷水点法など)を行う
校正証明書は必ず期限内のものを使用する
ロガーの電池切れによるデータ欠損に注意
校正前後のデータ確認を行う(ドリフトの把握)
医薬品GDPにおける「校正」は、
温度管理の信頼性を保証し、医薬品の完全性を守るための必須要件です。
定期的な校正
国家基準へのトレーサビリティ
校正記録の適切な管理
校正不良時の適切な評価
これらを徹底することで、物流業務における品質保証が確固たるものとなります。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
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