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医薬品GMPとは

2025/12/25(2025/12/17)
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医薬品GMP
医薬品GMPとは

こんにちは。

今回は医薬品GMPについて考えたいと思います。

医薬品GMPとは、医薬品の製造段階において、品質・安全性・有効性を確保するための基本的な考え方と具体的な管理基準を定めたものです。
GMPは「良いものを作る」ための技術論ではなく、常に同じ品質の医薬品を安定して作り続ける仕組みを重視しています。

GMPの目的

GMPの最大の目的は、
患者さんが使用する医薬品の品質を、製造工程の段階から確実に保証することです。

そのために、以下を防止します。

  • 人為的ミス

  • 異物混入や交叉汚染

  • 品質のばらつき

  • 記録の不備によるトレーサビリティ欠如

GMPが対象とする範囲

GMPは、医薬品の製造に関わるすべての工程を対象とします。

  • 原料・資材の受入れ

  • 製造(調製、混合、充填、包装など)

  • 試験・検査

  • 保管

  • 出荷判定

「製造室だけ」ではなく、人・設備・文書・記録・教育訓練まで含めた包括的な管理が求められます。

GMPの基本的な考え方(3本柱)

① 人に依存しない仕組みづくり

  • 手順書(SOP)を整備し、誰が作業しても同じ結果になるようにする

  • 教育訓練により、作業者の力量を維持・向上させる

② 設備・環境の管理

  • 製造設備は適切に設計・保守・点検されていること

  • 清浄度、温度、湿度などの製造環境を管理すること

③ 記録による品質保証

  • 「やったことは必ず記録する」

  • 記録は正確・改ざん不可・追跡可能であること

GMPにおける重要なキーワード

  • バリデーション:工程が常に期待どおりの結果を出すことの確認

  • 逸脱管理:決められた手順から外れた場合の原因究明と是正

  • 変更管理:製造方法や設備を変更する際の影響評価

  • CAPA:是正措置・予防措置

 

GMPとGDPの違い

項目 GMP GDP
主な対象 製造 流通・保管・輸送
管理の焦点 製造工程の品質 流通過程の品質
共通点 品質システム、記録、教育訓練 品質システム、記録、教育訓練

GMPとGDPは役割が異なりますが、最終的な目的は同じ患者さんの安全確保です。

まとめ

医薬品GMPとは、

  • 製造工程に品質を作り込むためのルールであり

  • 人任せにしない仕組みを構築する考え方であり

  • 記録によって品質を証明する活動です。

GMPが適切に運用されてはじめて、その後のGDPによる流通管理が意味を持ち、
安全で信頼できる医薬品が患者さんに届けられます。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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