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医薬品GDPの医薬品の完全性

2025/12/26(2025/12/17)
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医薬品GDP
医薬品GDPの医薬品の完全性

こんにちは。

今回は医薬品の完全性について考えてみたいと思います。

医薬品の完全性とは、製造されたとおりの品質・内容・状態が、患者に届くまで一切損なわれていないことを指します。

GDPでは、流通の過程で 混入・改ざん・破損・劣化・取り違え が起こらないよう管理することが求められています。

完全性が求められる理由

医薬品は、わずかな異常でも

  • 有効性の低下

  • 安全性の問題

  • 重篤な健康被害

につながる可能性があります。

そのためGDPでは、
「正しい医薬品が」「正しい状態で」「正しい相手に」
届けられることを保証する必要があります。

① 物理的完全性

  • 外箱・内箱・PTPシート・バイアル等に

    • 破損

    • 変形

    • 汚染

    • 開封痕
      がないこと

  • 封印・シール・キャップが正常であること

② 内容の完全性

  • 表示された製品名、規格、ロット番号、使用期限が正しいこと

  • 内容物の 数量・種類・規格 に誤りがないこと

  • 他製品との 混在・取り違え がないこと

 

③ 品質の完全性

  • 温度、湿度、光などの保管・輸送条件が守られていること

  • コールドチェーン製品等で逸脱がないこと

  • 異臭、変色、沈殿などの異常がないこと

④ 流通上の完全性(トレーサビリティ)

  • 仕入先・販売先が適格であること

  • 入庫から出庫までの履歴が追跡可能であること

  • 不正流通、偽造医薬品が混入しない仕組みがあること

 

完全性を確保するための主な管理ポイント

保管時

  • 製品区分(通常品/要冷品/返品・隔離品など)の明確化

  • 先入先出(FIFO)・使用期限管理

  • 施錠・立入制限による改ざん防止

 

輸送時受領・出荷時

  • 外観確認(破損・汚損・開封痕)

  • 表示・ロット・数量の照合

  • 異常時の隔離・報告・記録

 

完全性が損なわれた場合の対応

完全性に疑義がある医薬品は
「そのまま流通させない」 ことが重要です。

  • 直ちに隔離

  • 原因調査

  • 品質影響評価

  • 必要に応じて返品・廃棄

  • 記録の保存

これらを手順書に基づいて実施します。

まとめ

  • 医薬品の完全性=品質・内容・状態が変わらないこと

  • 完全性は 保管・輸送・取扱いの全工程 で守る

  • 異常があれば「迷わず止める・隔離する」

  • 完全性の確保は 患者の安全を守る最後の砦

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

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