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医薬品GDPとGMPの関係 ― 物流担当者が知っておくべきポイント ―

2026/02/09(2026/01/27)
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医薬品GDP
医薬品GDPとGMPの関係 ― 物流担当者が知っておくべきポイント ―

こんにちは。

今回は医薬品GDPとGMPの関係について考えたいと思います。

まず結論から

GMPで作られた品質は、GDPで守らなければ意味がない。
物流は「品質を運ぶ仕事」そのものです。

製造(GMP)と物流(GDP)は分業ですが、
品質保証の考え方は一本の線でつながっています。

GMPとGDPの役割分担

GMP(Good Manufacturing Practice)

  • 医薬品を正しく作るためのルール

  • 製造工程で品質を「作り込む」

GDP(Good Distribution Practice)

  • 医薬品を正しく届けるためのルール

  • 流通工程で品質を「維持する」

作る人と運ぶ人は違っても、責任は途切れない

物流担当者から見た「GMPの続きがGDP」

製造所で出荷判定された医薬品は、

  • 品質が保証された状態で

  • 使用期限・保管条件が設定された状態で

物流現場に引き渡されます。

ここから先は、

「GMPで保証された品質を、
患者さんの直前まで崩さないこと」

がGDPの役割です。

具体例で考える(現場目線)

① 温度管理

  • GMP:

    • 安定性試験により「2〜8℃」「室温」などを設定

  • GDP:

    • その条件を倉庫・輸送中も守り続ける

* 物流で温度逸脱が起きれば、
GMPでの品質保証は成立しなくなる

② 外観・包装の完全性

  • GMP:

    • 正しい包装、表示、ロット管理

  • GDP:

    • 破損・汚損・水濡れ・混載ミスを防止

*箱が潰れた時点で「品質不明」になる可能性

③ トレーサビリティ

  • GMP:

    • ロット番号・製造記録を管理

  • GDP:

    • 入庫・保管・出庫・輸送履歴を記録

* 回収(リコール)が発生した際、
物流記録がなければ対応できない

GMPとGDPに共通する考え方

物流担当者にとって重要なのは、
GDPは「物流ルール」ではなく「品質ルール」だという点です。

共通するキーワード:

  • 手順書(SOP)

  • 教育訓練

  • 記録の正確性

  • 逸脱管理

  • 是正・予防措置(CAPA)

*「いつも通りやった」ではなく「記録で示す」

「GDP違反=GMP品質の否定」になり得る

たとえば:

  • 温度ロガー未確認

  • 逸脱時の報告漏れ

  • 手順書どおりに作業していない

これらは単なる物流ミスではなく、

「GMPで作られた品質を証明できなくなる行為」

と評価される可能性があります。

物流担当者の立ち位置(重要)

物流担当者は、

  • GMPで作られた医薬品を

  • 患者さんに渡す直前まで守る

  • 最後の品質管理者

です。

現場の一つひとつの作業が、
製造品質を完成させていると言えます。

まとめ(研修用締め)

  • GMPとGDPは別のルールだが、目的は同じ

  • GMPは「品質を作る」

  • GDPは「品質を守る」

  • 物流のミスは、製造品質そのものを否定しかねない

だからこそ、物流現場のGDP対応は極めて重要。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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