なぜ日差し対策が必要なのか
医薬品は製品ごとに保管温度が定められており、多くは「1〜30℃」「15〜25℃」などの条件管理が必要です。
しかし直射日光下では、
- 段ボール表面温度の急上昇
- 車両荷台の局所高温
- 一時置き製品の温度逸脱
- 光による品質劣化(光感受性製品)
などが発生します。
特に注意が必要なのは、
- 荷降ろし時の屋外仮置き
- トラック待機中
- シャッター前保管
- 窓際在庫
- 夏場の積込作業
です。
「数分だから大丈夫」という感覚が、GDPでは最も危険なポイントになります。

こんにちは。
医薬品物流では「温度」だけでなく、“直射日光(ひざし)”そのものが品質リスクになります。
特に夏場は、短時間でも日差しを受けた製品表面が高温化し、品質逸脱につながる可能性があります。
医薬品は製品ごとに保管温度が定められており、多くは「1〜30℃」「15〜25℃」などの条件管理が必要です。
しかし直射日光下では、
などが発生します。
特に注意が必要なのは、
です。
「数分だから大丈夫」という感覚が、GDPでは最も危険なポイントになります。
① 屋外仮置きをしない
もっとも基本的な対策です。
特にアスファルト上は照り返しも強く、製品温度が急上昇します。
② シャッター付近の温度上昇を確認する
倉庫入口周辺は外気と日差しの影響を強く受けます。
対策例:
「倉庫内だから安全」とは限りません。
③ トラック荷台の温度管理
夏場の荷台は非常に高温になります。
特に注意:
対策として、
などが有効です。
一部医薬品は「光」に弱い特徴があります。
例:
この場合、温度だけでなく“照度管理”も重要になります。
そのため、
が求められます。
日差しリスクは、現場で慣れてしまうと見落とされやすい項目です。
そのため、
を継続することが重要です。
医薬品GDPにおける日差し対策は、
「直射日光を避ける」だけではなく、
まで含めた品質管理です。
特に夏場は、
「どこに日が当たるか」を現場目線で確認することが、逸脱防止の第一歩になります。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
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