Plan(計画) 基準や手順の計画

最初にSOP(標準作業手順書)、教育訓練計画を作ります。
次に業者選択としてGDPガイドラインの遵守、倉庫の所在地や配送エリア、BCP(事業継続計画)対応の建物を考える事となります。
そして業務フローを整理見直して倉庫・輸送に関わる温度管理、記録、教育、委託管理などを確認して行きます。
全体としてGDPガイドラインと比較し、不足点・改善点を見つけて行きます。
こんにちは。
暑さも続いておりますが体調の方はいかがでしょうか。
7月末にはロシア極東のカムチャツカ半島の沖合で起きた巨大地震による
津波とかも話題になりました。
交通網が止まった部分もあり災害時のBCPと言うものをお考えになったかもしれません。
今月は8月でお盆の時期になります。
どの様にお過ごしになられるでしょうか。
新規の医薬品GDPを考えて行くにあたり仕事の管理の仕方でPDCAと言うものがあり
今回はそのやり方で考えてみたいと思います。
医薬品GDPに関して問題点を繰り返し改善して行くのは大事な事であります。
Plan(計画) 、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)でお考え下さい。
最初にSOP(標準作業手順書)、教育訓練計画を作ります。
次に業者選択としてGDPガイドラインの遵守、倉庫の所在地や配送エリア、BCP(事業継続計画)対応の建物を考える事となります。
そして業務フローを整理見直して倉庫・輸送に関わる温度管理、記録、教育、委託管理などを確認して行きます。
全体としてGDPガイドラインと比較し、不足点・改善点を見つけて行きます。
最初は限定部分でGDP運用を試し問題無ければ全体で運用になります。
それにあたり責任者、担当者を決め、社内(倉庫・輸送)スタッフの教育をします。
そして委託業者との契約と指導をして、バリデーション・キャリブレーションの実施と輸送業者・外部倉庫等との契約書を整備します。(GDP準拠の義務づけ)
またSOPに従った業務と緊急時対応を考えて行かなければなりません。
まず問題点を改善案に反映させSOP通りに行われたか監査を実施します。
そして教育訓練の理解度チェックもしなくてはなりません。
苦情・逸脱・回収のレビューに関しての対応もあります。
SOPの見直し・改訂として不適合への是正措置をして教育内容の更新、継続的な品質向上活動も必要になります。
そして導入状況の記録と継続的改善体制を構築し内部監査を定期的に実施し、継続的な改善が必要になります。
こうして再びPlanに戻り、繰り返し段々と改善されて行きます。
PDCAサイクルは、医薬品の品質と安全を守るための管理の基本になります。
ただルールを守るだけでなく、「現場で何が起きているかを確認し、常により良い状態を目指していく」姿勢が、医薬品GDPの本質と言えます。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
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