【温度管理】
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□ 保管温度が基準(例:15~25℃)内に維持されているか
定期的な温度記録の確認、アラームの記録保存が必要です。 -
□ 温度モニタリング機器(ロガー等)が正常に作動しているか
校正済みであること、電池残量、設置場所に偏りがないかも確認。
こんにちは。
医薬品のGDPに基づく「社内チェックポイント」は、品質を維持したまま医薬品を適切に保管・輸送するための重要な確認項目です。
物流業務に関わる現場(倉庫・輸送)での社内チェックポイントを考えてみましょう。
□ 保管温度が基準(例:15~25℃)内に維持されているか
定期的な温度記録の確認、アラームの記録保存が必要です。
□ 温度モニタリング機器(ロガー等)が正常に作動しているか
校正済みであること、電池残量、設置場所に偏りがないかも確認。
□ 輸送時の温度モニタリングが実施されているか
冷蔵医薬品等は特に、リアルタイムまたは後追いでの温度追跡が重要です。
□ 外気温に応じた梱包資材を選定しているか
夏・冬で保冷剤や断熱材の量が調整されているか確認。
□ 倉庫内の清掃状況は良好か(異物・虫・ネズミ等がないか)
目視点検の結果は記録し、清掃履歴も保存。
□ 機器(温度計・空調・フォークリフト等)の点検記録があるか
故障を未然に防ぐために定期点検を計画的に実施。
□ 入出庫記録・ロット番号・有効期限が正しく記録されているか
システムや帳票で正確に追跡できる状態か。
□ 返品品・回収品も含め、履歴が追えるか
正常品と混在しないよう、物理的に隔離保管も必要です。
□ GDPに関する教育が年1回以上実施されているか
新人も含めた教育記録が保管されていること。
□ 教育内容に実際の業務への落とし込みがされているか
SOPの読み合わせだけでなく、具体的な事例を交えた訓練が望ましい。
□ 最新版のSOPが現場で使われているか
古い版が残っていないか確認。
□ SOPに沿った業務が実際に行われているか
実地確認(監査や巡回)と記録で証明できる状態に。
□ 防虫・防鼠の対策(トラップ・忌避剤など)が設置されているか
定期点検の記録、業者委託時の報告書も確認対象です。
□ 扉や隙間の密閉性が確保されているか
特に出入口周辺、シャッター下部など注意。
□ 停電・災害時の対応マニュアルが整備されているか
電源喪失時の冷蔵庫対応、緊急連絡先一覧などを準備。
□ 実際の訓練(防災訓練など)が行われているか
訓練記録が保存されていればなお良し。
□ 委託先(運送業者・清掃業者など)にGDP遵守を求めているか
契約書やチェックリストで明文化されているか確認。
□ 委託業者の監査や定期確認を実施しているか
実施記録・指摘事項とその改善記録があれば万全。
□ 年に1回以上の自己点検(内部監査)が行われているか
チェックリスト・是正措置報告書を残すことが重要。
□ 指摘事項に対して、改善が行われているか
PDCAサイクルを回す体制になっているか確認。
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。
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