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医薬品GDPの責任者

2025/09/17(2025/09/04)
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医薬品GDP
医薬品GDPの責任者

こんにちは

医薬品GDPの中核を担う責任者について考えてみたいと思います。

責任者の位置づけ

この仕組みの中で責任者は、組織における品質マネジメントの中核的役割を担います。倉庫や輸送業務において、品質・安全の最終的な保証人と考えると分かりやすいです。

 

主な役割

〇GDPの遵守状況を監督保管

輸送における温度管理や防虫防鼠対策などが、基準に沿って実施されているか確認。

〇教育・訓練の実施

倉庫作業者やドライバーへのGDP教育を企画し、習熟度を確保。

〇記録と文書化の管理

SOP(標準作業手順書)の整備、作業記録や逸脱報告の確認。

〇リスク管理と改善異常や逸脱が発生した際、原因究明と是正措置を指揮。

〇規制当局との窓口

行政からの監査や顧客監査に対応する責任を持つ。

 

求められる資質

〇医薬品に関する知識:薬事法規や製品特性の理解。

〇品質管理の経験:温度管理、輸送品質保証、リスク評価。

〇リーダーシップ:組織全体にGDP文化を根付かせる能力。

 

責任者の存在意義

〇「誰が最終的に責任を持つのか」を明確にすることで、現場の実務が確実にGDPに沿って運用される。

〇医薬品の品質を守り、患者さんに安全な医薬品を届ける最後の砦となる。

 

まとめ

責任者は「倉庫や輸送の品質を保証する要の人」であり、GDPを“ルール”としてではなく“文化”として社内に定着させる役割を担っています。

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

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医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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