責任者の位置づけ
この仕組みの中で責任者は、組織における品質マネジメントの中核的役割を担います。倉庫や輸送業務において、品質・安全の最終的な保証人と考えると分かりやすいです。
こんにちは
医薬品GDPの中核を担う責任者について考えてみたいと思います。
この仕組みの中で責任者は、組織における品質マネジメントの中核的役割を担います。倉庫や輸送業務において、品質・安全の最終的な保証人と考えると分かりやすいです。
〇GDPの遵守状況を監督保管
輸送における温度管理や防虫防鼠対策などが、基準に沿って実施されているか確認。
〇教育・訓練の実施
倉庫作業者やドライバーへのGDP教育を企画し、習熟度を確保。
〇記録と文書化の管理
SOP(標準作業手順書)の整備、作業記録や逸脱報告の確認。
〇リスク管理と改善異常や逸脱が発生した際、原因究明と是正措置を指揮。
〇規制当局との窓口
行政からの監査や顧客監査に対応する責任を持つ。
〇医薬品に関する知識:薬事法規や製品特性の理解。
〇品質管理の経験:温度管理、輸送品質保証、リスク評価。
〇リーダーシップ:組織全体にGDP文化を根付かせる能力。
〇「誰が最終的に責任を持つのか」を明確にすることで、現場の実務が確実にGDPに沿って運用される。
〇医薬品の品質を守り、患者さんに安全な医薬品を届ける最後の砦となる。
責任者は「倉庫や輸送の品質を保証する要の人」であり、GDPを“ルール”としてではなく“文化”として社内に定着させる役割を担っています。
作成 :薬剤師 菅沼一茂
株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:
温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理
リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)
BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)
医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。
製薬企業・卸企業・医療機関の皆様、
丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。
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