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医薬品GDPの正規流通経路

2025/11/26(2025/11/17)
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医薬品GDP
医薬品GDPの正規流通経路

こんにちは。

今回は正規流通経路について考えたいと思います。

医薬品GDPでは、医薬品が真正かつ安全に供給されることを確保するため、流通経路の透明性と正当性が重要視されています。

その中心が 正規流通経路の概念です。

正規流通経路とは、
「法令に基づき許可・認可を受けた事業者のみが関与し、製造から患者に届くまでの履歴が追跡可能な流通ルート」
を指します。

正規流通経路とは

正規流通経路とは、
「法令に基づき許可・認可を受けた事業者のみが関与し、製造から患者に届くまでの履歴が追跡可能な流通ルート」
を指します。

正規流通経路に関与できる主体

  • 製造業者(製造販売業者を含む)

  • 卸売販売業者

  • 薬局・医療機関

  • その他、法令に基づく許可を有する事業者

上記以外の者が介在した流通は、GDP上「正規」とはみなされません。

なぜ正規流通経路が重要なのか

◆ 偽造医薬品の侵入防止

非正規ルートでは真贋確認が困難となり、患者の安全が脅かされる。

◆ 品質逸脱リスクの低減

温度管理・保管環境など、GDP適合が担保されたルートでのみ品質が保証される。

◆ トレーサビリティの確保

誰が、いつ、どのように扱ったかを記録し、回収や調査時に迅速な対応が可能。

正規流通経路の基本的な流れ

製造業者
  ↓(出荷管理・ロット管理)
卸売販売業者
  ↓(在庫管理・配送管理)
薬局・医療機関
  ↓
患者へ

GDPで求められる「正規ルートの維持」措置

● 取引先の適格性評価

  • 相手が「許可」を保有しているか

  • GDPに準拠した品質システムを持つか

  • 保管・輸送の体制が適切か
    (許可証の確認、監査、契約書など)

● 取引先との「品質契約」

責任の明確化(温度管理、記録、緊急時対応など)

● 記録(トレーサビリティ)

出荷・受領・返品・回収すべてを記録し、迅速に追跡可能とする。

● 正規ルート外の取引禁止

「第三者を介した転売」「未許可業者からの買い取り」などは厳禁。

正規流通経路が逸脱するケース例

  • 許可のない事業者を介した取引

  • 温度管理不備や記録欠如により真正性が証明できない流通

  • 返品品の不適切な再販

  • オンライン市場での非正規販売

これらはGDP違反となるだけでなく、偽造医薬品の混入や品質事故につながる重大リスク。

物流担当者が押さえるべきポイント

  • 出荷先・仕入先の許可番号確認を徹底

  • すべての医薬品移動に対し記録を残す

  • 温度管理ロガー・受領確認などによる真正性の立証

  • 返品・回収フローでは「正規ルートのみ」取り扱う

  • 不審な取引依頼は必ず管理者へ報告

 

まとめ

正規流通経路の確保は、GDPの基盤であり、
「確かな品質の医薬品を患者に届ける」ための最重要概念。
物流部門も品質部門も、すべての関係者が正規ルート維持に責任を持つことが求められます。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

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