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医薬品GDP 2年目以降について

2026/01/21(2026/01/19)
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医薬品GDP
医薬品GDP 2年目以降について

こんにちは。

今回は医薬品GDPの2年目以降について考えたいと思います。

医薬品GDPは、導入しただけで終わるものではありません。
2年目以降は、「決めたルールを守っているか」「そのルールが今も適切か」を、継続的に確認・改善していく段階に入ります。

初年度は、
「手順書を整備する」
「教育を実施する」
「記録を残す」
といった作ることが中心でした。

一方、2年目以降は、
正しく機能しているかが問われます。

2年目以降のGDPの基本姿勢

2年目以降のGDP運用で最も重要なのは、
決めた事を続けることです。

特別なことを新たに増やすのではなく、

  • 決めた手順が現場で守られているか

  • 記録が形式的になっていないか

  • 問題が起きたときに、放置されていないか

といった、日常業務の質が重視されます。

監査・自己点検で見られるポイント(2年目以降)

2年目以降の監査や自己点検では、
「手順書があるか」よりも、次の点が見られます。

① 手順どおりに運用されているか

  • 温度管理は決めた範囲で維持されているか

  • 逸脱時の対応は手順書どおり実施されているか

  • 記録はその都度、正しく記載されているか

 “分かっている”ではなく、“実際にやっている”かが重要です。

② 記録の「中身」が伴っているか

2年目以降は、
記録の存在そのものではなく、記録の妥当性が確認されます。

  • 同じ内容の記録が毎回コピーペーストされていないか

  • 異常が起きているのに、全て「問題なし」になっていないか

  • 誰が見ても状況が分かる記録になっているか

?記録は「監査用」ではなく、業務管理のための証拠です。

③ 是正・改善が実施されているか

2年目以降は、
「問題が起きないこと」よりも、「問題への対応の仕方」が評価されます。

  • 温度逸脱や手順違反が起きた際に、原因分析をしているか

  • 同じトラブルが繰り返されていないか

  • 手順書の見直しにつなげているか

是正・予防の考え方が根付いているかがポイントです。

教育訓練の考え方(2年目以降)

2年目以降の教育は、
「新規教育」から「理解の定着と更新」へ移ります。

  • 異動者・新入者への教育は確実に行われているか

  • ベテラン職員も定期的に再教育を受けているか

  • 教育記録が形だけになっていないか

「前にも聞いた内容」でも、繰り返し確認することがGDPでは重要です。

2年目以降によくある指摘例

2年目以降の現場で、よくある指摘には次のようなものがあります。

  • 手順書と実際の運用が少しずつズレている

  • 忙しい時だけ、記録が簡略化されている

  • 異常が「報告されない文化」になっている

  • 教育が初年度以降、形骸化している

これらは、GDPが“慣れ”に負け始めたサインとも言えます。

まとめ(2年目以降のGDPとは)

医薬品GDPの2年目以降とは、

  • ルールを「守り続ける」段階

  • 記録を「活かす」段階

  • 問題を「改善につなげる」段階

です。

完璧を目指すことよりも、
「気づき、直し、続ける」ことが、
2年目以降のGDP運用の本質と言えます。

 

作成 :薬剤師 菅沼一茂

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