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医薬品GDPの輸送・保管中のポイント

2025/10/08(2025/09/26)
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医薬品GDP
医薬品GDPの輸送・保管中のポイント

こんにちは。

今回は医薬品GDPの輸送・保管中のポイントと言うものを考えてみましょう。

輸送中のポイント

  • 温度管理の徹底
    ・定められた温度範囲を維持することが最重要。
    ・保冷車、断熱容器、温度ロガーを活用し、異常が発生した際は迅速に報告。

  • セキュリティ確保
    ・輸送中の盗難・混入を防ぐため、封印・鍵・監視体制を整備。
    ・停車場所の選定もリスク管理の一環。

  • 取扱いの適正化
    ・振動・衝撃による品質劣化を防ぐため、積載方法や固定方法を工夫。
    ・輸送マニュアルを基に、ドライバーへの教育も欠かせない。

保管中のポイント

  • 温度・湿度の維持
    ・倉庫は恒温・恒湿が基本。
    ・温度計やロガーを用いた常時モニタリングを実施。
    ・異常時の緊急対応手順をあらかじめ整備。

  • ゾーニングと整理整頓
    ・入荷・出荷・返品・隔離など、エリアごとに区分。
    ・誤出荷防止のため、表示や仕切りを明確化。

  • 害虫・異物混入対策
    ・定期的な防虫防鼠の実施。
    ・異物持ち込みを防ぐルールの徹底。

  • セキュリティ管理
    ・関係者以外は立ち入り禁止。
    ・監視カメラや入退室管理システムの活用。

 

共通して大切な視点

  • トレーサビリティ
    ・輸送記録・保管記録を残し、追跡可能な状態にする。
    ・温度記録・入出庫データも保存。

  • 緊急時対応
    ・停電、車両故障、温度逸脱などのリスクを想定し、事前に手順を準備。

  • 教育・訓練
    ・ドライバー、倉庫作業者、管理者それぞれに役割を周知。
    ・定期的な研修で意識向上を図る。

 

まとめ

輸送も保管も「温度・品質維持」「セキュリティ」「記録の確実性」が大事になります。

作成 :薬剤師 菅沼一茂

丸総が実現する「流れ続ける物流」

株式会社丸総では、以下を核とした医薬品物流を構築・運用しています:

  • 温度帯別対応(2〜8℃、15〜25℃)の厳格管理

  • リアルタイム可視化と履歴追跡(トレーサビリティ)

  • BCP設計支援(代替ルート、緊急便、優先出荷)

医薬品が「ない」では済まされない世界だからこそ、制度も物流も“想定外”に備えることが必要なのです。

医薬品物流の見直し、ぜひ丸総にご相談ください

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丸総が医薬品物流のパートナーとしてお力になります。

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